Iranian Skies 2016(2日目-1 クアラルンプールスポッティング)

翌朝起きてみると天気が良かったので、搭乗するイラン航空の747の撮影に行くことにしました。2週間前に故障した747SPではなく、フライトサイクルの残りが少ない747-200B、EP-IAIが投入されていることを確認。なかなかSPに乗せてもらえないのですが、こればかりは仕方ありません。EP-IAIも、1981年12月初飛行の御年34歳という立派なポンコツ機です。乗客を乗せられる状態で飛んでいる747クラシックとしては貴重な1機であることには変わりがありませんし、条件良く撮影できるのであれば、撮影しない手はありません。

ということでホテルを早々とチェックアウトし、RW32Lの撮影ポイントへ。こちらのブログで2012年、2013年にクアラルンプール撮影の様子をご紹介しているのですが、その後第2ターミナルの工事が終了し、かつての撮影ポイントはすべて復活した感があります。
イラン航空の到着まで2時間ほどあったので、飛来する機体を次々撮影して待ちます。マレーシア航空のJerry Fishこと737-800や、エアアジアのA320ばかりですが、たまにこんなのが来たりします。

Iraqi Airways Boeing777-29M/LR YI-AQZ at KUL/WMKK (13 February 2016)

イラク航空は2年前のイスタンブールで撮影して以来ですが、最近フルカラー機も飛来するようになったようです。たまにB747も飛来するようですが、この日は777-200LRでの運航。エールオーストラルの発注キャンセル機をお買い上げしたようです。

Tri M.G. Intra Asia Airlines Boeing737-36N(SF) PK-YGH at KUL/WMKK (13 February 2016)

インドネシアの新興貨物航空会社、TRI-M.G Asia Airlinesの737-300Fも飛来しました。この会社、昨年夏にシンガポールで撮影したのですが、その時は微妙な雲に妨害された上に、通常撮影に使用するレンズも持っていなかったので、今回撮影し直しに成功しました。

Iran Air Boeing747-230B(M) EP-IAI at KUL/WMKK (13 February 2016)

そして今回搭乗するイラン航空の747-230Bが飛来。1981年12月初飛行、1982年2月にルフトハンザドイツ航空にD-ABYXとしてデリバリー後、2004年までルフトハンザで活躍。その後ヨルダンのエアユニバーサルに売却され、2006年にイラン航空に移籍している機体ですが、2008年から2013年ころまでイラン国外で撮影された写真が全くない機体だったりします。最近は747SP、EP-IACと共に、イラン航空の長距離路線運航機材として運用されているようですね。

Mahan Air Airbus A340-311 EP-MMB at KUL/WMKK (13 February 2016)

最後に同じイランのマハンエアのA340を撮影して終了。イラン航空と違って中古市場に出回っている状態の良い中古機を買っているようですが、結構ヤバい噂もよく聞く航空会社だったりします。ちなみにこちらの機体、MSN20と実は結構なポンコツで、元LHの機体のようです。

さて、ここまで撮影したところで、フライトの時間もあるのでターミナルへと向かいます。いよいよイランへ向かう747クラシックの空の旅が始まります。

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