Iranian Skies 2016(4日目 フォッカー100でテヘランへ)

古都イスファハンに1泊し、帰りは夜のフライトでテヘランへと戻ります。帰りのフライトは、ケシュムエアの運航するフライトに乗ることになりました。この航空会社、テヘランとイスファハンの間を1日2便運航しており、機材はアブロ・リージョナルジェットか、フォッカー100のいずれか、とのこと。今回はスケジュール上フォッカー100の表記になっていますが、シップチェンジの多いイランのこと、当日ゲートに行くまで何が起こるか分かりません(^^;)。

さて、空港でチェックインを済ませると、一部のグループの搭乗券が逆転しています(^^;)。おそらく同じグループで10名のブッキングになっているので、よくわからないまま搭乗券を渡してしまったようですが、手荷物のタグの名前が逆転しています。まあ、違うグループの搭乗券が出てきたわけではないので、このままでOKです。今回のメンバーは海外のこうした対応に慣れている人がほとんどですが、たまにこういう部分に目くじらを立てる人もいますので、日本の常識は必ずしも通用しない、ということですね。

搭乗手続きの後、セキュリティチェックは呼ばれるまで通過できないので、空港の出発ロビーのチェックインカウンターのあたりのベンチに座って待つしかありません。放送が入ってセキュリティチェックを通過すると、再び待合室になっていました。

搭乗アナウンスが入ったのでゲートへ。飛行機はすぐそこに見えているので、そのまま徒歩で搭乗させてくれてもよさそうなんですが、ここはイラン。バスに乗せられて、搭乗機へと運ばれます。予定通り機材はフォッカー100での運航、登録番号はEP-FQIでした。この機体は1994年1月にアメリカのミッドウェイ航空にデリバリー、2002年にインドネシアのぺリタ航空に移籍し、2005年まで活躍。その後オランダに移籍して、KLMシティホッパーで2012年まで活躍した後、ウクライナのエアーバトゥミで1年使用され、2013年にケシュムエアへと移籍してきたようです。

定刻22時40分に対し、ほぼ定刻の46分のドアクローズ。O機長以下、コックピットクルー2名とキャビンクルー3名での運航です。機体が古いので、シートがフカフカなのも特徴として挙げられます。今時の飛行機のシートは低反発で、座り心地が固すぎる気がします。
22時49分タキシーアウト、22時56分、RW26Rから42秒の滑走の後エアボーン。23時07分にシートベルトサインが消灯になり、機内サービスが始まりました。

さすがにフォッカー100ではホットミールが出せないようで、ボックスに入った機内食がサービスされました。往路のA320の機内食ほどではないにしても、この区間距離は200マイルほどで、東京から名古屋、大阪から広島の距離しかありません。JALの羽田~名古屋に乗ったことがありますが、ドリンクすら出さないフライトなので、機内食を出してしまうイラン国内線は、かなりサービスレベルが高いと言えそうです。

20分ほどした23時28分、シートベルトサイン点灯。あわただしく機内食の後片付けが行われていきます。23時38分にギアダウン。23時41分、RW29Lに着陸。離陸から45分ほどの短いフライトでした。23時47分にスポットイン。

このフライトでも、キャプテンの許可を得てコックピット見学をさせてもらいました。そして、コパイさんはスポッティングをされているそうで、かつては海外サイトに投稿していたんだそうです。思わぬところで海外サイトの投稿者を見つけて喜んだところで時間切れ。バスに乗せられ、ターミナル2へと運ばれることになったのでした。

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