Iranian Skies 2016(5日目-2 イラン航空レストランとFARSCO MRO)

午後の行程に入る前に、車はメヘラバード空港近くのイラン航空本社へと向かいました。ここで昼食、とのことですが、何かあるようには見えません。通されたのは、なんと社員向けのレストラン。なかなか入る機会はありません。正直、日系航空会社の社員食堂ですら入ったことありません(^^;)。床にイラン航空のホマのロゴがあしらわれていました。

ここで出てきたのは、イランと言えばケバブ、ということでケバブです。日本とは逆に、肉の上にご飯を載せる、というのが一般的です。基本的にイランは家庭料理がメインで、外食文化ではないので、おいしいレストランを探すのが難しい、とも言われるのですが、確かにどこのレストランに入ってもケバブ数種類しかなく、旅行者は辟易としてしまう、ということはあるかもしれません。

食後の紅茶もイラン航空のロゴ入り食器でサービスされていますが、現在のビジネスクラス用とも異なり、ロゴの横の社名もペルシャ語になっていますね。

イラン航空のレストランの後は、イランの民間航空業界の大半が整備を委託しているFARSCO社のMRO施設へ。施設の外側に、退役したカスピアン航空のTu-154Mや、エンジン脱落事故の後運航停止になっているマーハーン航空のB747-300などが置いてあるのですが、全て撮影禁止、とのこと。建物の中に一歩入っても、「許可が出るまで撮影してはいけません」との指示でしたが、おそらくイラン空軍のB747-100が整備中だったからかもしれません。

さて、建物の中に入って、民間機のみのエリアになったところで撮影解禁。ケシュムエアのA300やザグロス航空のA320、キッシュエアのMD-82などが整備を受けていました。そのうち、キッシュエアのMD-82の機内のみ見学可能、とのことで機内に入れてもらいました。

コックピットはもちろんですが、特筆すべきは客室かもしれません。整備中で座席を完全に撤去しており、カーペットも含めてはがされています。ここまで何もない状態の客室はなかなか見せてもらえないと思います。

あまりたくさんの機体が見られた訳ではありませんが、なかなか整備場内をうろうろとさせてもらえる機会も少ないだけに、貴重な訪問となったことだけは確かです。

これで本日の日程は終了。ショートコースの皆様はここでイラン航空のクアラルンプール行きに乗って帰国、そして私たちロングコース参加者は、後半の日程へと入っていくことになります。

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