Iranian Skies 2016(8日目-2 クアラルンプール行きIR814便その1)

イラン滞在を終え、日本へと帰る日がやってきてしまいました。メヘラバード空港近くのホテルを出発し、イマーム・ホメイニー国際空港へと向かいます。空港までは1時間ほどで到着し、私たちはビジネスクラス利用ということで、ビジネスクラス以上利用者専用のターミナルを利用することができます。このターミナル、エコノミークラス利用者でも80ドルだったかの追加料金を支払うと利用できるようです。

ラウンジも併設されていますが、シャワールームなどはなく、イランにしては異常にきれいなトイレと、豊富な食料、それに免税店ではなく土産物店が併設になっていました。土産物店でイラン航空の尾翼のマークのモチーフになった、ペルセポリスの遺跡にある「ホマ」の像を購入。ホマはライオンの胴にワシの頭と翼を持っているそうですが、イラン航空のマークはそのホマに翼の生えたオリジナルバージョン。1961年にコンペティションが行われ、エドワード・ゾーハヴィアン氏によって描かれた現在のホマが採用されるに至ったようです。

さて、帰国便こそB747SPに乗れる!と思っていたのですが、整備に時間がかかったようで、復路も往路と同じ元ルフトハンザのB747-200B、EP-IAIに乗ることになりました。往路と違うのは、コックピットクルーのうちの1人が、初日のパーティーに来ていたKキャプテンであり、コックピットクルーを知っていると、いろいろなところで融通が効きやすい、ということくらいでしょうか。

さて、CIPラウンジでゆったりと時間を過ごしていると、ようやくIR814便の搭乗案内が入りました。ここから飛行機までは専用車で送ってもらえるそうで、外に出てみたら、VIP用のマイクロバスが止まっていました。貧乏人の私にはとんでもなく豪華に見えますね(^^;)。

機内に入ると、結構顔の怖い男性がチーフパーサーのようです。後で交流してみると、日本路線の乗務経験もあるベテランの方で、この方も別の機会にお目にかかることになるのですが、それはこのシリーズの最終回にでも書こうかと思います。

座席は往路と同じ席がアサインされていました。22時30分、ドアクローズ。この時点で十分空席があったので、別の席へ移動。2人分を1人で使えることになりました。ゆっくりとプッシュバックしたEP-IAIは22時36分、タキシーアウト。イマーム・ホメイニー国際空港内をゆっくりとタキシングして滑走路に向かい、22時46分、48秒の滑走のあとRW29Rより離陸。22時57分、シートベルトサインが消灯になりました。

復路は夜間のフライトになりますが、それでも機内サービスは一通り行われるようです。夕食は軽く済ませてきているのですが、ペルシャ料理が食べられる最後の機会でもあるので、堪能することにします。往路と同じように、オードブルが最初に出てきましたが、明らかに往路と比べるとグレードが下がっています(^_^;)。家庭料理が主流で、レストランのクオリティがイマイチというイランで搭載したメニューは期待してはいけないかもしれませんね。

続いてメインコース。こちらはケバブがあったのでチョイス。同行のW氏はうんざりしていましたが、私自身何でも食える&連日同じメニューでもある程度は平気なのに加え、意外にイランのケバブはお気に入りだったりします。

この後はお茶のサービスだったので、緑茶をもらいましたが、ミールのクオリティが明らかにテヘラン搭載の方が低く、往路だけビジネスクラスの方が良いかな、と思えるくらいでした。食事の後、映画の時間になったので、少し休むことにしました。

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