但馬に行くはずが遊覧飛行に・・・(19.10.14、JN2321便)

このルポは2019年のものです。
本当は伊丹発但馬行きのフライトに乗ったんですが、悪天候で伊丹に戻って来てしまったので、その時の様子をまとめてみようと思います。

自身1000フライトが間近に迫った2019年10月、このままだと出張の伊丹-羽田で1000フライトになってしまいそうだったので、但馬を往復するスケジュールを入れて、すでに予定していた別の日程の国際線フライトに1000フライトを充てる算段をしていました。

と言って、まだ松葉ガニの時期ではないので、久しぶりに乗って行った飛行機で折り返すスケジュールにしました。ATR72は海外で乗ったことがあったものの、ATR42には乗ったことがないので、非常に良い機会にもなる、という考えもありました、

数時間で戻ってくるので、伊丹空港まで車で行き、8時55分発の但馬行きJN2321便に搭乗します。当初から「コウノトリ但馬空港周辺霧が発生しており、引き返しの可能性あり」の条件付き運航です。JALグループの運航便なので当然ラウンジアクセスも可。家で飲んでこなかったコーヒーを1杯だけ飲み、23Aゲートに向かうと、まだ搭乗が始まっていませんでした。


優先搭乗で搭乗しましたが、結局バス搭乗なので、あまり優先搭乗の意味はありません。機体に備え付けのタラップを上って、ATR42、JA02JCの機内に入ります。ハイビスカスが機体後部にあしらわれた導入初期の2機のうちの1機です。
定刻より2分早い8時53分にドアクローズ。APUが回り、左側、右側の順でプロペラが回ります。機長はSさん、客室の担当はMさん、但馬空港周辺霧の発生で、伊丹へ引き返す可能性がある、とのアナウンスもありました。

8時57分にタキシーアウト、9時02分にRW32Rエンド、C1誘導路へ。9時03分、RW32Rから20秒滑走してエアボーン。いつもと同じような上昇をしていき、5分ほどでシートベルトサインが消灯に。但馬空港の到着予定時刻は9時35分とアナウンスされました。その後、機内サービス。JAC便なので、キャンディーサービスのみですが、以前YSが飛んでいた頃からある黄金糖が引き続きサービスされていました。

雲の切れ間から地上は見えていたのだが・・・

9時14分、早くも水平飛行の時間は終わりシートベルト着用サイン点灯。尤も、天候が悪く揺れが予測された、ということもあるようです。その2分後に、15分で着陸すること、但馬空港の天候は霧、気温14℃とのアナウンス。9じ19ふんにギアダウンして着陸するかと思っていると、ギアを引き上げて再上昇。機長はゴーアラウンドを決意したようです。

しばらく旋回している様子があり、9時31分に機長からアナウンス。但馬空港の南側から進入したものの、低い雲が広がっており、滑走路が見えないため着陸できなかったとのこと。現在但馬空港の上空で待機しており、地上からの連絡では空港南側から雲が解消してきているので、さらに10分から15分程度上空待機して、再度着陸を試みるが、天候が回復しない場合は、伊丹空港へと引き返すとのこと。

9時35分、9時40分から着陸態勢に入る予定で、現在よりいったんシートベルトサインを消灯し、トイレ等を済ませてほしい旨アナウンス。
9時54分、ギアダウンし、機長からアナウンス。地上から天候が回復しているとの情報があるので、再度着陸を挑戦するとのこと。
9時58分、ギアアップしてゴーアラウンド。燃料の残量の関係があり、このまま伊丹に引き返す可能性があるとアナウンス。
10時5分、再び機長から2回の着陸で滑走路が見えないので、これ以上の上空待機は無理と判断し、伊丹へ引き返す、到着予定は10時40分とのアナウンス。
10時8分、シートベルトサイン消灯。再び機内サービスが行われ、キャンディを客室乗務員の方が持ってこられました。
10時19分、あと15分で伊丹へ着陸アナウンス。
10時28分、ギアダウン。

10時31分、RW32Rに着陸。
10時34分、元のスポットに到着し、降機。バスに乗せられてターミナルへと連れて行かれます。バスを降りるときに、地上職員の方から代替交通機関の案内が書かれた紙をもらいます。私の場合はフライト数の調整でやってきたので、但馬に行く必要はありません。出発ロビーの発券カウンターに行き、航空券の払い戻し手続きをしてもらいました。

ちなみに当日の飛行経路はこのようになっていたようです。但馬空港周辺で何度も旋回したり、一度はかなり南に下った様子も見られます。引き返しは兵庫県-京都府の境あたりから一気に下ってきたことが見て取れます。


さて、それから2か月後。
結果的にJGCプレミア達成にFLY ON POINTが若干足りず、再び但馬を往復することになりました。
機材がJA02JCからJA05JCに変わり、機長も別の方でしたが、客室乗務員の方は全く同じ方でした。この日は晴天で、離陸後神戸空港を左手に見ながら上昇し、離陸から30分ほどでコウノトリ但馬空港に到着。乗ってきた飛行機に乗って伊丹に1時間45分後に戻って来ましたが、着陸できずに戻ってきた場合と、ほとんど所要時間に差がないのに驚きました。

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