青春の747[22616/543]Boeing747-238B VH-EBS

QANTAS Boeing747-238B VH-EBS (August 1992)

カンタス航空の747と言えば、羽田の夜の出発をバルブで撮影するのが定番でしたが、私が駆け出しだった頃は、成田に朝やってきて午前中に出発するスケジュールと、夕方やってきて夜のうちに出発するスケジュールが存在し、日中カンタスのジャンボを見ることができました。

1991年当時のスケジュールでは、QF21便がシドニーから成田に午前7時台に到着。QF60便が午前11時にケアンズ経由ブリスベン行きで出発、QF69便がブリスベン発ケアンズ経由で午後7時台に到着し、QF22便が午後9時にシドニーに向けて出発する、というものでした。もう1便、夕方にブリスベン発ケアンズ経由で成田に飛来するスケジュールもあり、こちらは週3便の運航だったかと思います。今のようにお昼寝カンガルーと呼ばれる状態ではなく、よく働くカンガルーだった、という訳です。
多い日であれば1日3回、カンタスのジャンボが飛来していた訳で、これに今はなくなってしまいましたが名古屋発着のブリスベン経由シドニー行きのスケジュールもありましたので、今と比べるとオーストラリアの人気が高い時期だったとも言えそうです。

さて、そのQF21-QF60のパターンではよく撮影をしておりまして、当初は747クラシック、その後747-400に変わり、一度クラシックに戻った後、747-400に戻されて、フライトスケジュールはいつの間にか朝飛来して夜戻るように変わってしまいましたが、一方使用機材は、本日までその状態が継続していました。747クラシックの運航時代は、747-200BのうちRRエンジン装備の機体と、747-300が主に飛来していました。

VH-EBSは、成田でなぜか複数回遭遇した747-200Bでしたが、シャッターを切ったのはこの1回限りでした。1981年にカンタス航空にデリバリーされた後、2003年に退役するまで、短期のエアパシフィック(現在のフィジー航空)にリースされたのを除けば、ずっとカンタスに奉公した機体でした。最後はアメリカで解体されていますが、ずっと同じ航空会社に奉公して退役していく機体は、ある意味一番幸せな使われ方をしたのではないかと思うところです。

カンタスを含め、旧英領諸国の航空会社は、ロールスロイス製のエンジンを選択することが多いのですが、一般に中古市場では、パワーが弱く、メンテナンスパーツも潤沢ではないことから、ロールスロイス製エンジンを搭載した747は不人気で、機齢が若くてもスクラップになってしまうケースが多いです。
この機体は、寿命と言われる20年を超えて使用されていますので、そういう意味でも幸せな機体だったと言っても良さそうです。

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