日本トランスオーシャン航空NU9便フライトルポ(18.2.14)

以前はよく沖縄に行っていたので、JTAにも頻繁に乗っていたのですが、ここ10年位は沖縄も疎遠になり、沖縄に行くとなってもやはり伊丹発着が便利なのでJAL直行便、という選択肢が増えていました。2018年2月、出張の日程が急遽変更になり、午前中に那覇でのアポイントが入ることに。結果、前日には那覇に到着しないといけなくなったので、関空発の最終便のJTA9便に乗ることになりました。最後に乗ったのが2010年1月、実に8年ぶりに乗る機会に恵まれました。

仕事とは言え、スーツは預けてしまったので、完全に私服での搭乗。セキュリティチェックを通過してサクララウンジでビールを飲み、搭乗開始になったタイミングで機内へ。JTA生え抜きのB737-400はジンベエジェットのみになってしまったので、発着案内に出ていないという時点で、元JALエクスプレスの機体、ということになります。ゲートにはJA8995が止まっていました。この機体、履歴を確認してみると2004年の元旦以来、こちらも14年ぶりの搭乗になりました。2-3配置のクラスJが4列と、グレーのレカロのシートが並ぶ機内は久しぶりです。

客室全景

定刻5分前の20時5分にドアクローズ。20時7分、「はいたーい!ぐすーよーちゅーうがなびら」と島くとぅばアナウンス。沖縄本島方言でのアナウンスなので、言ってる事はわかりますが、すぐに通常アナウンスに切り替わりました。後で聞いてみたところ、以前は沖縄出身のCAさんの一部が放送していたこのアナウンス、今や全便に展開しているそうで、「沖縄県の企業」を意識している、とのこと。
本日のこのフライト、機長Aさん、コパイOさんのコックピット2名、客室3名の5名のクルーによる運航で、那覇までの飛行時間は2時間だそう。プッシュバック、タキシングと続き、RW24Lエンドに到着。今日は寒波の到来で、完全に西風運用になっているようですね。
20時19分、RW24Lから30秒ほど滑走してエアボーン。20時24分、シートベルトサインが消灯になり、機内サービス開始です。今日はバレンタインデーということでJALではチョコレートが配られたようですが、JTAではファッションキャンディーのちんすこうショコラが配られる、とアナウンス。そしてドリンクサービスは、JTAでしか出てこないさんぴん茶をもらいます。フライトタイムが長いので、ドリンクのお替りも何度かやってきて、機内販売も回るといったんサービスは終了。普通席が空いているのを見て、後方からの客室の撮影を済ませておきます。

ドリンクサービスのタイミングでバレンタインデーとしてちんすこうショコラの配布

撮影していると、客室のYさんに「飛行機お好きなんですか?」と声をかけられます。飛行機も好き、JTAも好き、沖縄も好き、なんて話をしつつ、いろいろ聞いてみたところ、最近は「沖縄色を強めています」とのことで、アナウンスの沖縄方言が全便に広がったことや、「島くとぅばシール」も作って機内で配布している、などのことを教えていただきました。

機内で配布されている「島くとぅばシール」

さんぴん茶を勧められたので、もう1杯いただくことに。黒糖も併せて出していただき、「さんぴん茶と黒糖は合うんですよ」とのこと。かつてはホットのさんぴん茶が中心だったサービスも、今はペットボトルでのコールドのサービスになっていて、JTAのサービスも変化していることを実感するフライトにもなりました。

再び席に戻って、持ってきた動画を見て過ごすうちに降下開始のアナウンス。2時間のフライトはあっという間です。機体もリニューアルされていない737-400での運航で、Wi-Fiもついていないフライトでしたが、JTAホスピタリティを感じるフライトで大満足。

21時50分、降下開始、15分でシートベルト着用のサイン点灯とのアナウンス。22時3分、沖縄本島の明かりが少しずつ見えてくると、22時4分に、ベルトサイン点灯。到着予定時刻は22時15分、那覇の天候は晴れ、18℃とのこと。
22時11分、ギアダウン。しばらくすると、座っている左側の窓側に那覇の街が見えてきたので、RW18への進入になるようです。22時14分、那覇空港RW18に着陸。22時16分、23番スポットに到着。

乗客の方が降りてしまった後、このまま那覇で機体はステイすることがわかっているので、客室全景を撮影させてもらって終了。
JTAは長年乗らなくてもクオリティが変わらないことを実証するフライトになりました。
なお、JTAのB737-400は、2019年2月を以て定期便の運用からは退き、5月まで予備機材として残った後、退役するとのことです。

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