※この記事は2014年に書いたものを転載したものです。
前回まではJALグループで活躍したMD-81をご紹介してきましたが、今回からはMD-87を2回に分けてご紹介いたします。MD-87は、DC-9-40とほぼ同じ胴体長の機体で、MD-81よりもSTOL性能に優れていることから、伊丹空港のA滑走路や、松本、旧北九州向けに運用する機材として導入されました。
基本的にローカル線を中心に運用されており、晩年まで羽田や伊丹と地方空港を結ぶ路線で運航されていました。
JA8278 LN1476 MFG 88/4 DEL 88/6/2
Japan Airlines McDonnell Douglas MD-87 JA8278 at FUK/RJFF (5 September 2006)
JAS向けMD-87の初号機として1988年6月にデリバリー。その後JALとJASの合併によりJALに移籍になり、2007年7月に退役。オリエントタイ航空の系列のone-two-goに、HS-OMIとして移籍していますが、1年ほどで退役。現在はドンムアン空港にストア状態にあるようですが、実質スクラップに等しいでしょうね(^_^;)。
JA8279 LN1604 MFG 89/6 DEL 89/7/28
Japan Airlines McDonnell Douglas MD-87 JA8279 at ITM/RJOO (20 May 2006)
JAS向けMD-87の2号機として1989年7月にデリバリー。その後JALとJASの合併によりJALに移籍になり、2008年3月に退役。JA8278と同じく、オリエントタイ航空の系列のone-two-goに、HS-OMJとして移籍していますが、4カ月ほどで退役。現在はドンムアン空港にストア状態にあるようですが、こちらも状況は同じでしょうね。
JA8280 LN1727 MFG 90/5 DEL 90/6/29
Japan Airlines McDonnell Douglas MD-87 JA8280 at ITM/RJOO (15 July 2006)
JAS向けMD-87の3号機として1990年6月にデリバリー。その後JALとJASの合併によりJALに移籍になり、2008年2月に退役。こちらはアメリカの航空機バイヤーのRichard Trudell Inc.にN880THとして売却されていますが、現在も米国でストア状態にあるようです。
JA8281 LN1742 MFG 90/7 DEL 90/8/10
Japan Airlines McDonnell Douglas MD-87 JA8281 at ITM/RJOO (4 September 2006)
JAS向けMD-87の4号機として1990年8月にデリバリー。その後JALとJASの合併によりJALに移籍になり、2008年3月に退役。JA8281と同じく、アメリカの航空機バイヤーのRichard Trudell Inc.にN820THとして売却されていますが、現在も米国でストア状態にあるようです。