BAが2019年8月25日で運航開始から100周年になるそうで、同社はそれを記念したイベントをいろいろと開催する計画のようです。その中で、4機のリバイバル塗装を登場させることを発表し、先日4機が出そろいました。
1機目は、B747-400、G-BYGCの塗装をBOAC塗装に。BOACはBAの前身の会社の一つ、British Overseas Airways Corporationのことで、当時は英国海外航空と呼ばれ、長距離国際線の運航を主としていました。
2機目は、BOACとは別にヨーロッパ域内のみを飛ばしていたBritish European Airways (BEA)塗装をA319-100、G-EUPJに。こちらの塗装を747にしていない点は、航空会社が本気で100周年を祝うつもりがあることを示しているのではないかと。
3機目は、私が初めてBAに乗った時の塗装、ランドーアソシエイツがかかわった1984年以降の塗装に。上の写真の塗装です(写真はリバイバルではなく、その当時の写真です)。こちらはかつてこの塗装で飛んでいた機体が、再びデビュー当時の塗装を纏うことになった、というちょっと面白い経緯のある塗装になりました。B747-400、G-BNLYにペイントされています。
4機目は、BOACとBEAが統一してBritish Airwaysになった時の塗装。B747-400のG-CIVBにペイントされ、こちらが最後になりましたね。
日本の航空会社も、ANAがモヒカン塗装を出したりしていますが、やはり時代背景も含めて、こうした塗装を計画してペイントして欲しいものです。そういう意味で、スポッティング発祥の国イギリスの航空会社だけに、ブリティッシュエアウェイズの100周年はさすがの一言です。