前回「その1」を書いたので、今回は「その2」です。
私自身、国内移動で飛行機を使う場合は、JAL系航空会社を使うことが多いです。JGCがあるのでラウンジに入れる、マイレージの上級会員にもなっているのでたくさんマイルやポイントがもらえるなどの理由があり、ビジネスで使うには申し分のないサービスが行われている、という点で、現在は一番よく使う航空会社かもしれません。しかし、私自身、アンチJALだった時期が結構長く続いていました。
その理由になったのが、当時名古屋~成田間で運航されていた国際線接続専用便がいつも満席、という問題です。JALの国際線の航空券は、今もあまり安くありませんが、当時はとても普通に使える金額ではなく、海外に行くとなると、成田からの外資系のフライトを使うことが多かったのです。
発券期限までに空席が出なければ、接続便としては使えない、ということになり、結果片道1万5千円ほどの追加料金が発生してしまいます。尤も、成田に着いて、東京駅に出て新幹線に乗って帰ることを考えれば、この金額も決して高くはないのですが、発券期限までに席があれば、追加料金は発生しない、ということになります。
実際、ずっと満席表示だったフライトがある日を境に空席が発生し、最終的に乗ってみるとガラガラ、という状況ですから、それを機にアンチの道を突き進むことになったのでした。
こういう「席を埋める努力」すらしていなかった結果が2010年の経営破綻につながったとは思うのですが、私自身の日本航空の名誉回復は2001年で、この頃から国内線で飛ぶ機会が増え、「JALも悪くないな」と思うようになり、2004年にJGC取得に至った、という訳です。
尤も、私の知人がかつてこんなことを言っていました。
「年を取るとJALのサービスが心地よくなる」
私自身ANAにはほとんど乗らないのですが、この辺りは好みの問題で、「日本人の好み」という部分は共通すると思いますので、年々日系の「日本人好みの痒いところに手が届く」サービスに慣れてしまうと、米系を中心としたサービスはだんだん肌に合わなくなるのも事実かもしれません。