G20狂騒曲第2番 (関空初日編)

G20狂騒曲第2番 (関空初日編)

29日にG20が終了すると、今度は要人機の帰国ラッシュが始まります。到着は伊丹でエアフォースワンを筆頭にアメリカ合衆国の専用機を撮影したので、帰国は関西国際空港でいろいろと狙ってみることにします。
帰国一番機になったのはこちらでした。

大方の予想に反し、韓国ではなくインドネシア空軍のB737でした。日本への飛来実績は何度かありますが、個人的には初めて撮影することになった機体でした。
この機体に続いて、今回のG20に何しに来たんだ、とまで言われたこちらの国の機体が帰国の途につきます。

韓国空軍のB747-400が帰国の途につきました。2011年に当時のイ・ミョンバク大統領の専用機として伊丹への飛来実績がありますが、その時は大韓航空からのリース扱いで、HL7465の登録番号でしたが、現在は軍用機扱いのシリアルになっています。
続いてはこちら。

チリ空軍のB767-300です。広島へ向かうとのことで、そんなに滑走しないだろうと高をくくっていたら、思った以上に引っ張られてしまい、後追いショットになってしまいました。この機体も日本への飛来実績が結構ありますね。
チリ空軍あたりから勘が鈍ったのか、次に出発したこの機体は目の前をエアボーンしないまま通りすぎて行ってしまいました。

ルフトヴァッフェ(ドイツ空軍)のA340-300です。イチかバチかのエアボーンショットを狙ったのですが、やはり目の前を通り過ぎ、タンカーバースを過ぎたあたりで離陸して行きました。

オランダ政府のB737-700BBJはほぼ想定通りのエアボーン。このあたりから雲行きは怪しくなり、かなりグズグズの天気での撮影になってきています。背景にフランス空軍のA330やタイ空軍のA320が写っているのが、まさにG20時期の関空と言ったところでしょうか。

インドはエアインディアのB747-400での飛来になりました。この機体、連休などで乗客が多い時に、エアインディアの定期便で普通に関空にも飛来していた機体で、私自身も2度目の遭遇になりました。

G20の公式参加ではない国の機体もやってくることが多く、カタールはカタール航空のビジネスジェット部門、カタールエグゼクティブのガルフストリームG650での飛来に。

中国はエアチャイナ塗装のB747-8Iでの飛来になりました。B747-8I自体は北京からの国際線を中心に運用されていますが、この機体は政府専用機として使用されています。随行機で飛来した通常のB747-8Iと外観上も差があります。

機体後方につけられたWi-Fiアンテナがありません。通常の機体はエアチャイナの機内Wi-Fiシステムに接続できるようにしてありますが、B-2479についてはその必要はないようですね。
今回のG20では、エアフォースワンと並んで、中国の政府専用機は撮影しておきたかったので、無事に捕獲完了です。

引き続き出発して行ったのはタイ空軍のA320でした。当初はA340-500で飛来するという噂でしたが、蓋を開けてみたらA320、しかもこの機体、かつて茨城で撮影したことがあった1機で、ちょっと残念な結果に終わりました。

スペインは空軍のA310で飛来。今回唯一のA310でした。すでに旅客型のA310は、カナダのエアトランサットやイランの航空会社程度でしか運航されていませんので、かなり久しぶりのA310の捕獲になりました。
スペイン空軍のA310は、結構来日実績があり、私も2018年1月に羽田でもう1機、T22.2を撮影しています。

スペイン空軍は、随行機でファルコン900で飛来していたのですが、ファルコンが出発する前に、イタリア空軍のA319が出発していきました。こちらも専用機としてA340-500を保有しているのですが、今回の来日はA319CJとなりました。

続いてブラジルも出発。なかなか浮いてくれなかった上にブレブレになってしまいました・・・

2機挟んでスペイン空軍のファルコンが出発していきました。ビズジェットサイズの専用機でも、やはり大型機が同じ塗装で居ると格好よく見える気がするのは気のせいでしょうか。

フランスは2機連続での出発。本務機はおなじみのA330、随行機はファルコン900での運用でした。コールサインCOTAMは初めて聞きました。国旗のトリコロールをおしゃれに纏わせているのがフランスらしいですね。

イギリスはRAFのA330MRTTで飛来。ギリギリで浮いてこなかったので、ギアと後部がフェンスにかかってしまいました。この機体は2017年8月に伊丹への飛来実績がありますね。

南アフリカはおなじみのB737-700での飛来でした。日本への飛来実績も多く、私自身も二度目の遭遇です。この機体あたりから、曇っているのに加え、日没時刻が近づいてきてしまいましたので、打ち止めの時刻が近づいてきます。

最後はブラジル空軍のエンブラエル190でしたが、こちらも結果的に離陸が遅く、こんなショットが残せたのみになってしまいました。この手の「一発もの」は、天気などの条件でかなり左右されるため、なかなか難しいと言わざるを得ない部分もありますね。

この日の夜にロシアなど、一部の国は出発してしまったので、結果的に撮影することはできませんでした。そして30日に出発する国については、第3番でさらにご紹介させて頂きたいと思います。

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