Iranian Skies 2016(9日目-1 クアラルンプール行きIR814便その2)

食事の後、少し休憩時間で1時間ほど眠った後、K機長に促されて夜明けのコックピットに入れてもらうことになりました。ちなみにK機長はチェック乗務で、PICはF機長が務めておられました。残念ながら私自身はこの手の撮影になれていないので、なんだかよく分からないショットになってしまいましたが、4名のコックピットクルーでの運航によるフライトで、すでにインドの上空に達している、とのことでした。

夜が明けると、機内も少しずつ明るくなってきます。先ほどのチーフパーサー、MAさんと、ビジネスクラス担当のシニアパーサー、MOさんは、共に日本路線乗務経験者。晩年は北京折り返しで東京ステイがなかったそうなんですが、東京ステイは一番楽しかったらしく、「また東京に行きたいよ」「成田懐かしい」なんて口々に仰っていました。結構みなさん片言の日本語を話すことができ、当時イラン航空には日本人クルーも乗務していたので、日本人の乗客も結構多かったことが推測されます。石油関係でイランに行く人も多かったんでしょうね。

朝食の時間になったので席に戻ります。やはり最初のミールのクオリティで推して知るべしでしたが、テヘランで搭載されたミールはおいしくありませんでした。2食目のミールを食べ終わる頃には、クアラルンプールまであと1時間半ほど。イラン航空のフライトも間もなく終了です。

本来はB747SPで運航されるこのフライト、予約もSPの分しか取っていないようで、Bコンパートメントはイラン航空関係者向けの席になっているようでした。そんなに使われていないので、最後の到着までのひと時、この席でゆっくり過ごしてみることにします。

マレーシア時間で10時14分、シートベルトサインが点灯になりました。この後、20分くらいで着陸でしょうか。すでにマレー半島上空を飛行しており、このままクアラルンプール国際空港のRW32Lへと向かう経路になるようです。通りかかった若い客室乗務員の方に、「イランエアのフライトはどうだった?」と聞かれたので、「Perfect!」と答えておきました。
10時35分、ギアダウン。実はこの日、私のシンガポール在住の日本人の友人たちが出迎えにクアラルンプールまで駆けつけてくれていたので、あえてBコンパートメントも右の窓側を取っていました。高度が下がって、右手に撮影ポイントが見えると、結構な人数のスポッターがこの機体にカメラを向けている様子が見えました。
10時41分、RW32Lにランディング。10時49分、C12スポットにスポットイン。

到着後、クルーと記念撮影を済ませ、入国審査へ。一度マレーシアに入国し、当日夜のマレーシア航空で大阪へと向かうことになります。

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