はじめてのかいがいりょこう

はじめてのかいがいりょこう

タイトルを平仮名にしたのは、息子にとっての初めての海外旅行だから。
昨年夏に飛行機に乗せることに成功し、息子を連れてどこかに行く、ということに抵抗がなくなったからか、嫁様から「アジア域内の海外で美味しいものを食べに行きたい」と要望があった。私の頭の中に浮かんだのは香港だったが、嫁様に「飛行時間が長い」と却下された。確かに冬場の西行きフライトは偏西風の影響で、飛行時間が若干長くなる。大阪~香港が過去の履歴を見ると4時間程度かかっており、那覇までの2時間ちょっとと比較すると倍かかることになる。
それならば、ということで昨年末に台湾に行くことにした。昨年秋からフライトスケジュールが日本人向けでなくなってしまったキャセイパシフィック航空の大阪~台北~香港便の大阪~台北区間だけを使うことにし、2時間だからエコノミーでいいや、ということでエコノミークラスの航空券を格安で購入した。

さて、台北まで3時間ほどで到着し、子連れということであらゆるところで優先レーンを通してもらうことができた。これ、実は日本でもやっているのだが、あまり知られていないようだ。通関まで30分ほどで済み、その後空港から台北市内のホテルへは送迎車を利用した。値段は張るが子連れには便利で、到着から1時間半後にはホテルにチェックインしていたので、非常にスムーズだったと言える。

台北市内では観光はほとんどせず、子供を連れてあちこちうろうろしつつ、買い物をしつつ、美味しい食事を楽しみつつ過ごした。1歳だから何も分からない、覚えていない、ということは確かだが、そんな息子でも、あちこちキョロキョロして興味を示し、普段と違う空気感を実感していたようで、結構疲れていたらしい。ホテルに帰ってくるとほっとした表情を見せ、お風呂に入れるとすぐに寝てしまい、その後いつもなら数時間おきに目が覚めるのだが、ほとんど起きることなく眠っているようだった。

こうした幼少期の体験は、ほとんど覚えていないとは言われるのだが、一方で少なからずその後の教育にある程度の影響が出てくると思っているので、無駄にはならないと思っているし、飛行機に乗る距離も、少しずつ伸ばして行こうと考えている。

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