魚釣りに行ってみた

生き物が好きな息子は、昆虫だけでなく魚も好きらしく、某テレビ局の魚に関する番組を毎週楽しみに見ているようです。その番組や、保育園のお友達に話を聞いたのか、ある日「お父さん、魚釣りに行きたい」と言い出すようになりました。
嫁と二人でいろいろ調べると、車で30分ほど行ったところに釣り場があり、そこでサビキを使った釣りならできそう、ということがわかったので、義父がかつて使っていた竿をもらい、サビキの仕掛けやらアミエビやら買って、釣り場に行ってみることにしました。

当日朝、車で釣り場を目指すと、釣り場のウェブサイトに「満員で入れません」との表示が。結局、夕方から再度行くことにして、一旦帰宅します。そして息子の習い事が終わった夕方、再び釣り場に行くことにしました。

これは2回目。韓国焼酎の容器で作った氷が薄くて便利!

私は30年ぶり、嫁も20年ぶりの釣りで、しかも糸の結び方などは全くの素人。ネットで拾った情報を元にリールを竿につけ、サルカンと仕掛けを組み上げて、サビキの餌かごにアミエビを詰め、投げてみます。
何度かやっていると、アジやサバがちょこちょこかかります。これ以外にサッパ(ママカリ)がかかって、3時間ほどで20匹の釣果に。最後に釣れたサッパは20cmほどある結構大物で、持ち帰って捌き、翌日から2日で唐揚げやアヒージョにして食べてしまいました。

一番釣れた日はこんな感じでした

それから1ヶ月ほどして、嫁の出勤日の土曜日。息子に「釣りに行こうか?」と聞いてみると、「行きたい!」とのことだったので、二人で朝から釣り場に向かいます。猛烈に暑い8月の夏の日だったので、釣り場はそんなに混んでおらず、2人で釣りの準備をしていると、早朝から来てクーラーボックスがいっぱいになったから帰る、というご家族に餌を頂いてしまいました。

サッパ(ママカリ)はフライにしても美味しい

釣り始めると、この日はいわゆる入れ食いとか爆釣れと呼ばれる状態で、サビキを入れるとすぐサバがかかる状態。一方で、息子はリールなしの仕掛けだけの竿を用意したところ、息子の竿にはアジばかりがかかるという面白い現象になりました。
もっとも、私の竿にもアジやカタクチイワシもかかりましたし、息子の竿にもサバがかかったので、いわゆる「サビキ三兄弟」と呼ばれる魚は一通り釣れたことになります。これと共に、サッパも釣れて、この日持ち帰った魚は78匹で、半数強がサバでした。
もちろんこちらの魚もその日の晩から食べ始め、食べきれない分は味付けして冷凍するなどして、結局1ヶ月もしないうちに全部食べてしまいました。

その後、11月末に最後の釣りに行くまで、ほぼ毎月釣りに行くようになり、毎回アジ、サバ、カタクチイワシに、岡山あたりでママカリとして知られているサッパや、寿司ネタで有名なコノシロなどが釣れて、我が家の晩ごはんのおかずになりました。

カブトムシを採りに行く

息子は3歳ころから昆虫が大好きで、先日6歳の誕生日を迎えましたが、未だに昆虫が大好きなようです。冬は虫がいないのであまり楽しくないそうで、春になってテントウムシが出てくるとテンションが上がり、夏は一番楽しいシーズンのようです。

我が家は昨年採集したカブトムシが残した15匹の幼虫が無事に羽化し、保育園のお友達にもらってもらうなどしてオス2匹とメス3匹を残し、今年はカブトムシを採集に行かなくても良いはずでした。ところが息子は「今年も採りに行く」と言って聞きません。7月下旬に昨年と同じカブトムシのいる森に行ってみることにしました。

昨年は早朝に行ってみたのですが、今年は夕方遅く、日が落ちたタイミングを狙って森に入ります。遊歩道から少し離れた木に、カブトムシの来るクヌギやコナラと言った木があり、そこを探してみると、オスメス合わせて5匹ほど採集。それに加えて今年はコクワガタもオスメス10匹ほど採集できたので、息子は大喜びでした。

バナナトラップにカブトムシ発見!

8月に入って、もう一度採集に行きたい、ということだったので、今度は図鑑に載っていたバナナトラップを仕掛けてみることにしました。バナナトラップを夕方仕掛けて、一度山を降りて夕食、そして夜トラップに戻ってみると、バナナトラップにカブトムシが結構やってきていました。

結局、最初15匹の成虫が羽化したのと同じだけのカブトムシを飼育することになり、夏の初めに500個買っておいた昆虫ゼリーは夏が終わる前にカブトムシたちが食べてなくなってしまいました。
採集してきたカブトムシたちは、夏が終わる頃に順番に☆になって行きましたが、10月になって最後の1匹が☆に。幼虫も無事に回収できているので、来年もとりあえずは羽化させられるでしょうか。
息子の楽しみだった夏は終わり、冬に向かっていますが、来シーズンがすでに楽しみなようです。

息子の成長

息子が誕生してから6年、出生前診断で完全大血管転位症が見つかり、生後10日で手術を受けたものの、その後は問題なくすくすく育ってくれています。もしかすると何かの検索でこの独り言のようなブログを参照されることもあるかもしれないので、完全大血管転位で生まれた子供がどう育つのか、という事例として紹介してみたいと思います。

まず、手術は12時間くらいかかりました。ジャテン手術と言われる、大血管スイッチ術で、一般的に完全大血管転位ではこの術式が多いようです。朝9時に手術室に入って、手術が始まったのが執刀医の説明ではお昼頃、終わったのが日が変わるくらいでした。心臓を止めて人工心肺を使う大規模な心臓手術です。
術後1週間は開胸したまま麻酔下に置かれ、その後循環器が正常に働いていることを確認して、閉胸、麻酔を徐々に下げていき、意識回復となりました。結果的に生後1ヶ月を病院で過ごして退院。一時期は声が出ないんじゃないかとか、いろいろありましたが、結果的に何もなかったようです。

退院からしばらくは、病院への通院が続きます。その時に血液検査があり、心不全の指標数値のBNP値がずっと高いのですが、通院するたびに数値が下がっていき、通院は年2回にまで減りました。

一方で、3歳の検診で視力に問題がある、ということが分かり、こちらは最終的に眼鏡をかけることになりました。弱視、乱視とのことで、現在は矯正視力で1.0見えているようですが、最初は右目の視力が0.3くらいだったようです。


それを除くと、通院していることと、胸に大きな手術の跡が残っていることを除けば、ほぼ普通の子と同じ成長をし、1歳5ヶ月からは保育園に通常保育(医療的ケアは一切なし)で行くようになり、普通に保育園で他のお友達と同じように生活しています。

保育園以外ではスイミングスクールに1歳から行き、最初は親と一緒に入るベビースイミングだったのが、現在はキッズスイミングで親はギャラリーで見ているだけになりました。年長さんになってからはスポーツクラブにも行くようになり、スポーツに関しては全く制限なくできています。主治医に聞いたところ、現在の状況であれば、小学校での体育の授業も制限なしで行けるとのことで、一番問題になりそうな部分はあまり気にせず何とかなっているようです。

そして気がつくと昆虫を中心にした生き物に興味を持ち、ウルトラマンと怪獣を戦わせるのを楽しんでいたり、お友達と走り回ったりして、普通に成長していることを実感します。
先日、心臓病の子供のための心臓病教室に参加したところ、完全大血管転位症でジャテン手術を受けた子は、ほぼほぼ普通に成長するようになっているとか。そんな訳で、この6年の成長についてつらつらと書いてみました。

息子と2人で仙台とんぼ返り旅行

うちの嫁様は月に1~2回、土曜出勤があり、基本的には息子と二人でスイミングスクールに行き、マクドナルドで昼食を取って、その後適当に夕方まで遊ぶ、と言うスケジュールになります。
一方で、JALが2023年4月まで運航するJALユニバーサルスタジオジェットには、青森旅行の時から乗りたい乗りたいを繰り返しており、何とか乗ることを模索していました。ある日前日の運航調査で、伊丹~仙台~新千歳~仙台~伊丹の運用に入ることを発見。飛行機が新千歳を往復してくる間仙台に滞在するショートトリップを企画、航空券をマイレージで発券して出発することになりました。

1日の日帰りなので、車で空港に行き、駐車場へ。セキュリティチェックを通過してラウンジで出発を待ちます。息子はジュースが無制限にもらえるのでテンションが上がっていました。出発時刻が近づいたのでゲートに向かうと、待望のユニバーサルスタジオジャパンジェットが待っていました。

機内は座席カバーがすべてUSJ仕様になっているくらいで、大きな変化はありません。機内アナウンスで「ユニバーサルスタジオジャパンジェットで運航します」とは入ったものの、それ以外に機内サービスのコップがUSJ柄なのを除けば演出は全くなく、ちょっと拍子抜け。
いつもの「今日もライト」でRW32Rを離陸し、いつもの東北に向かうフライトが通る日本アルプス上空へと向かっていきますが、今日は天気がイマイチで景色は楽しめなさそう。息子は持ってきたタブレットで動画視聴タイムでした。

定刻に仙台に到着。仙台空港アクセス線の電車に乗ろうかと思っていると、仙台市内へのバスがある、と言うことで乗ってみます。運賃は500円で、アクセス線に乗るより安いのですが、時間は少し長い感じでした。

仙台駅に着いて、恒例のお寿司タイム。息子と二人でアラカルトで食べ、まあまあの金額を支払ったのですが、帰宅後に嫁に「私だけ食べてない!」とキレられてしまいました(^_^;)普段結構好き嫌いの出てきた息子は、次々と出てきた寿司を平らげていたので、仙台の寿司は美味しかったようです。

その後は息子待望の新幹線を見に行く時間です。「はやぶさ」と「こまち」が見たい、と言っていて、念願のE5系とE6系の連結しているところも見られたので、テンションマックスまで上がっていました。
その後、「やまびこ」のE5系とE2系も見られて、息子は大満足だったようです。30分ほど新幹線のホームに居ましたが、「もう帰るの?」と聞かれるくらいでした。

帰りは仙台空港アクセス線の電車で空港へ。仙台空港駅にあったガチャガチャをした後、セキュリティチェックを通過してラウンジへ。仙台のラウンジは規模が小さいものの、発着がそれなりにあるおかげで運営してもらえるのはありがたい限りです。

帰りもJALユニバーサルスタジオジェットでしたが、クルーの皆さんは新千歳で交代してきたとのことで、往路と違うCAさんでした。
帰りも天気がイマイチなので、息子は動画視聴タイム。私も機内誌を読んだりして過ごし、帰りはRW32Lに到着。今回は車なのでそのまま空港から帰宅。息子は楽しかったようで、嫁さんに一日の出来事を喜々として報告していました。

新幹線

息子がある日、アニメ「シンカリオン」をアマゾンプライムで見るようになり、そのまま新幹線に興味を示すようになりました。と言って、鉄道マニア的視点は一切なし。ストーリーもいまいち理解できている感じではないのですが、その一方で、新しいキャラクターが出てくると教えてくれます。
その後、私に自分のプラレールを持ってきて、「この新幹線、なに?」と何度となく聞いてきます。しかも毎回500系。あまりに同じ車両を聞いてくるので、「阪急電鉄5000系」とか「50000系」とか言っていたら、「ふざけないで真面目に答えて!」と怒られてしまいました(^_^;)「500系」と言う回答を期待していたようです。

一方で「シンカリオン」は、JR東日本が最初に協賛したこともあって、基本的に出てくるのは東北新幹線で走るE5系、E6系と、北陸新幹線のE7系から始まり、その後E2系やE3系、N700系と500系などが登場。ドクターイエローや800系が出てきたあたりでプライムの無料放送が終わってしまい、結果的にレンタルDVDを借りる羽目になりました(-_-)

ドクターイエローが登場した後、息子の口から、「ドクターイエロー乗りたい!」と出てくるようになりました。うん、でも、ドクターイエローはお客さん乗れないから(^_^;)
実車のドクターイエローがとある週末に走る、と言う情報があったので、息子に「新幹線見に行くか?」と聞いたところ、「見たい」というので新大阪へ行ってみることにしました。いつもはあまりこの手のイベントに同行しないうちの嫁も、「ドクターイエロー見たことないから行く」と珍しく行くことに。

この日は「のぞみ検測」と言う臨時のぞみのダイヤでの運転で、博多から東京に向かうパターンでした。新大阪を午後出発して、東京へ向かうダイヤになっていました。新大阪で先に発車するのぞみやひかりなどの新幹線を眺めた後、ドクターイエローのやってくるホームへ。時刻通りに車庫から回送されてきました。

停車時間が10分ほどあったので、遠くで近くでじっくり見た息子。何度となく「乗れないの?」と聞いてくるので、「乗れない」を繰り返し、発車時刻になるまであっちへうろうろ、こっちへうろうろ。走り去ってしまうドクターイエローに手を振っていましたが、今度は「白い新幹線でいいから乗りたい」と駄々をこね始めました。そもそも息子は新幹線に乗ったのは新大阪~新神戸間の500系こだま(これが人生初新幹線)と、在来線が止まってしまい、止むに止まれず乗った新大阪~京都間のN700系のぞみだけ。と言って今から京都や新神戸を往復するのもアホらしいので、発車時刻まで長時間停車する列車の多い20番線へ。
N700系みずほがちょうど出発準備中で、こちらをじっくり眺め、新大阪駅でお菓子を購入し、帰宅と相成りました。

そしてしばらく経った週末。今度は私と息子が二人で出かけることになったのですが、その時に「飛行機見に行くか、新幹線見に行くか」と言うチョイスを出したところ、まさかの「新幹線」の回答。新大阪はちょっと微妙なので、今回は新神戸へ行ってみることにしました。
N700系しか来ないながら、息子は「はやぶさ来ないの?」とか言い出します。さすがにE5系やE6系が東北新幹線でしか走っていない、ということは感覚的に理解できていないようです。
この日もドクターイエローが走る、とのことで、到着を見届けて帰宅。このまま行くといつか東北新幹線に乗りに連れていかないといけなくなりそうです。

雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、3日目)

最終日は午後のフライトで帰るので、朝だけちょっと散策できることになります。青森市内にあるウィーン菓子のシュトラウスさんに行くことにします。ところが息子は雪で遊びたくて仕方がない様子。仕方がないので私が単独でシュトラウスさんに行ってケーキを買ってくることにします。


隣にさくら野百貨店があるので、食品コーナーを覗き、弘前産のリンゴを購入して嫁に連絡すると、ホテルの近くからほぼ動いていないことが判明。何をしていたか聞くと、息子がずっと雪遊びがしたくて、雪を触っては動かなくなり、雪で遊んでは動かなくなるを繰り返していたようです。

もう一つ、今日行っておきたかったのが横山商店さん。年配の女性がやっている昔ながらの惣菜店と言った感じで、焼きおにぎりとおでんが有名になっています。今回はホテルの朝食直後と言うことで、持ち帰りでの購入。焼きおにぎりとおでんは後ほど食べてみましたが、冷める前に食べれば良かった、と思えるほどの美味しさでした。

さて、短かった青森滞在もこれで終了。飛行機への接続バスの時間が悪いので、青森駅を11時前のバスに乗らないといけません。荷物をまとめて空港へと向かいます。

青森からの帰路はJL2154便、これで帰ると夕方までには自宅に到着できます。搭乗が始まって機内に入ると、なんと往路でご一緒した乗務員の皆さんが乗っていました。なかなか珍しいのですが、逆に乗務員の方も、こういうパターンで遭遇するのは珍しいそう。

青森空港を出発し、往路と同じく日本海側を西に進み、日本アルプス上空を南下するコース。往路以上に天気は良く、山々がきれいに見える絶景フライトでした。

伊丹空港到着後、車で帰宅。その後息子に何度となく「お父さん、青森行きたい」と言われたので、よほど青森は楽しかったようです。冬の雪国の旅もなかなか楽しくて良かったです。

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雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、2日目)

雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、2日目)

起床すると快晴。天気予報を確認すると、八甲田山方面の天気は午前中持ちそう。それだったら八甲田山に行こう、ということになり、酸ヶ湯温泉行きのバス、「みずうみ号」に乗って出かけることにします。

みずうみ号に乗る人は結構多いようで、席はあらかた埋まっていました。青森市内を抜け、前日雪遊びをしたモヤヒルズを過ぎ、山へと入って行きます。JRの観光バスルートとしても機能しているようで、八甲田山雪中行軍の話など、いろいろなアナウンスを聞きつつ八甲田ロープウェーの山麓駅でバスを降ります。一緒に乗ってきた人の半数以上が下車するようでした。山麓駅は晴れていて、ほぼ天気予報通り。午後は雪予報だったのでこれで良さそう。

ロープウェーに乗ろうと駅に行ってみるとびっくり。なんとロープウェーは長蛇の列。一体いつ乗れるのか、と思うくらいの人が並んでいました。往復の乗車券を購入して列に並びます。大半の人がスキーやスノーボードを持っていて、どうも八甲田国際スキー場のコースにもなっているようです。

30分ほど並んでようやくロープウェーに乗ることができましたが、外の景色を楽しむこともできないくらいの混雑ぶり。山頂まで数分で到着です。山麓と比較すると気温もぐっと低く、全体的にガスが出ている感じ。とりあえず外に出られる格好で、スノーモンスターと呼ばれる樹氷を見に行くことにします。

ロープウェーの駅から出たところがすでにスキー場で、スキーやスノーボードの方はそこから滑って降りていかれています。私たちは展望台からなんとか見えている青森市街などを眺め、30分ほどの滞在で再びロープウェーへ。帰りは私達と同じ観光客と思しき数組を乗せて下山。ゆっくりと景色を楽しむ余裕がありました。

午前中のみずうみ号で青森駅に戻ってこれたので、昼食が青森市内になります。ホテルに帰ったついでに、ホテルのビルに入っているラーメン店で昼食。こちらは煮干しを使った醤油ラーメンで、ラーメンの街青森らしく、種類も多彩です。

冬の青森なのでねぶた祭りは楽しめない、と言う訳ではなく、青森駅に隣接するねぶた祭りの博物館、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ。ねぶた祭りの歴史から始まり、PCを使った面の作成コーナーなどもあります。息子はそこでシュールな面を描いていました。
そして圧巻だったのは大型のねぶたが複数見られるように展示してあること。映像と共に熱気が伝わってくるようで、実際に見に来てみたいな、と思わせるものがありました。

まだ少し時間があるので、このまま弘前へと足を伸ばしてみます。青森駅から弘前行きの普通列車に乗ります。かつては青函連絡船への乗り換えで栄えた駅も、今や特急列車は秋田方面からの「つがる」だけ。これから乗る普通列車は、五能線で使われているGV-E400系の2両編成でした。
電気式のディーゼルカーと聞いていたので、エンジン音よりモーター音かと思ったら、完全にディーゼルカーで、激しいエンジン音を轟かせ、弘前へと向かうことになりました。途中で雪がちらつき始め、弘前に着いたときには完全に雪になっていました。

弘前城の堀のところで、桜の木にピンクの照明を当てる「冬に咲くさくらライトアップ」をしているとのことで行ってみます。残念ながらあまり枝に雪が着雪しておらず、雰囲気としてはちょっと拍子抜け。
弘前駅に戻ろうと思いましたが、あまりに雪が降ってきたので、さすがに歩くのは無理。タクシー会社に電話すると、2社目で無事に繋がり、1台配車してもらいます。駅前のイトーヨーカドーまで行き、そこでちょっと買い物を済ませ、青森へと戻ることにします。

青森に戻って、宿に戻る途中の居酒屋で夕食。うちの近くの居酒屋で飲むのと同じ金額でこのクオリティ、大満足でした。

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雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、1日目)

雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、1日目)

松山へのどこかにマイルの旅から帰ってきて数日後。SNSを見ていると、「JALが青森行き2000円台から」という内容の記事が流れて来ました。どうも北東北と北海道の縄文遺跡群が世界遺産に登録されたことを記念して、特別運賃の設定に至ったようです。さすがに2000円台は札幌丘珠~三沢などの限られた路線のみでしたが、大阪伊丹~青森が往復1万円を切る運賃設定になっていました。以前から「雪遊びに行きたい」と言っていた息子、近くの人工雪のところに連れて行くより、確実に天然の雪が多い青森は良い選択肢になりそうだったので、2ヶ月先の1月にターゲットを絞り、伊丹~青森の往復を決済。3人で27000円ほど、うち15000円分は溜まったマイルをeJALポイントに引き換えて支払ったので、持出しになったのは12000円ほどでした。

12月くらいから、今シーズンは寒い冬になるらしい、との予報が流れ、青森の雪がかなり積もっていることも報じられました。一方で新型コロナウイルスはオミクロン株の感染拡大が懸念されるようになり、実際に行く頃になると、すでに一部の都道府県にまん延等防止措置が発令されるレベルになってしまいました。
一方で、航空会社の減便もなく、また航空券の払い戻しも電話して聞いてみると「全額手数料を頂きます」とのこと。計算してみるとマイルを引き換えたeJALポイント分がなくなりそうでしたが、一方で以前から感染対策さえきちんとすれば何とかなるのも事実です。今回は、そういった事情も踏まえて、決行することにしました。

往路は7時55分発のフライト。車で空港に行き、嫁と息子は先に下ろして、私自身は近くの時間貸し駐車場へと車を置きに行きます。サクララウンジで出発まで過ごし、22番ゲートから青森行きJL2151便に搭乗します。我が家の家族旅行、最近はずっとエンブラエル170の飛ぶ行き先(花巻、松山)が続いたので、190に乗るのは久しぶりです。

北東北に向かうフライトなので、京都から名古屋あたりまで飛んだところで北上。日本アルプスの上空を抜けて日本海側へと抜けるルートを取ります。数年前に秋田に通っていた頃によく飛んだルートです。晴天だったので非常に綺麗に日本アルプスを望むことができました。

青森が近づき降下が始まります。一度青森市街を抜けて津軽海峡まで出て、最終進入するようですが、青森市街や津軽海峡は晴れていたのに、青森空港周辺は雪。息子は一面の雪が積もった景色を見て早くもテンションが上っているのが分かります。

青森空港に到着し、荷物を引き取って外に出ると、外は雪がしんしんと降っています。息子は早速雪遊びがしたいらしく、道路に飛び出しそうになってしまい、いきなり雷を落とされることになります。
今回は車を借りていないので、ここからは公共交通機関を使います。JRバス東北の空港連絡バスで青森駅へと向かいます。乗っている時間は30分ほどで、青森駅の1つ手前の新町バス停でバスを降り、宿へと歩いていきます。息子は途中で雪かきされて積み上げられている雪を触りまくり、遊びまくるので、全く前に進みません。ついに嫁に叱られて、雪遊びをその場では諦めてくれました。

宿はチェックイン時間になっていないので、荷物だけ預かってもらい、そのままでかけます。まずは昼食を食べに行くことになりますが、青森は知る人ぞ知るラーメン王国。ホテルの近くで牛乳カレーラーメンを食べることにします。青森のB級グルメとしても有名なこのラーメンですが、食べてみると非常に美味しいのです。牛乳とカレー、意外に合う。

その後、青森駅からバスに乗って、モヤヒルズへと向かいます。JRバス東北に乗ったら、バスはE5系と同じ色の車両でした。当時は新幹線に全く興味のなかった息子ですが、今見たら発狂するくらい喜んだ可能性があります。
ここは八甲田山麓に作られた小さなスキー場ですが、雪遊びしたくて仕方がなかった息子をまず遊ばせる場所としてここをセレクト。30分ほどでスキー場前のバス停に到着です。


着替えてソリを借り、ソリ専用ゲレンデへ。大人はスキーをしたくなりますが、さすがに息子にはまだ無理なので、一緒にそり遊びです。よほど楽しかったのか何回も何回も滑り降りて来たので、これだけでも十分価値がありました。

途中で休憩したりして夕方まで過ごし、帰りは青森市営バスで青森駅方面へ。降りる時にバス代を払おうとすると、「バスカードを使ってもらうと100円安くなりますから」と運転士さん。1000円のカードに100円のおまけがついているそう。まさに顧客目線、素晴らしい対応でした。

この日は夜、寿司を食べに行く予定にしていたので、予約してあった三九寿司へ。お刺身、巻きずし、握りなどを注文し、日本酒でちびちび。そして結構食べているのにかなり安いという、コストパフォーマンスの高い夕食になったのでした。

京都鉄道博物館でナイトミュージアム(21.12.11)

京都鉄道博物館のナイトミュージアムは、博物館主催だったり、個人の方が主催だったりして、時折開催されていました。基本的には17時以降も開館し、夜の博物館の雰囲気を楽しんでもらう、と言う意向です。
先日、キヤノンマーケティングジャパンさんが主催するナイトミュージアムに参加する権利が当選し、午後から京都散策も兼ねて、家族で出かけることにしました。

午前中はスイミングに行った息子、昼ご飯を食べて、車で京都へ。まずは帷子ノ辻まで行き、そこで車を止めました。お目当ては、息子が普段親しんでいる「しましまとらのしまじろう」が描かれた電車です。ところが帷子ノ辻の駅員さんに聞くと、「今日は運転していない」とのこと。土日は優先して走らせるかと思っていたのですが、特別扱いせずに運転しているようです。
走ってないなら仕方がない、と息子に「しまじろう電車走ってないけど、電車乗りたい?」と聞くと、「乗りたい」と言うので、北野白梅町まで往復することにします。普段はあまり電車には興味なさそうですが、こういうときは楽しいようです。

北野白梅町で降りて、北野天満宮だけ参拝しよう、ということになり、歩いていく途中、粟餅所澤屋さんに寄ってみます。いつも混んでいてなかなか食べられないのですが、タイミングよく入店できたので、粟餅を食べて行くことにします。

澤屋
https://retty.me/area/PRE26/ARE660/SUB11001/100000059544/


そのまま北野天満宮に参拝。境内はまだ紅葉も少しだけ楽しめる状態。尤も、紅葉時期のみオープンのもみじ苑は閉まっており、本殿だけ参拝するだけになりました。一方で、撫牛はすべて抗菌加工がなされ、周辺にアルコール消毒液が置いてある徹底ぶり。コロナ禍ならではの光景になっています。
帰り際、今年受験生の甥っ子のために、祈祷済みの梅干しを購入。これを食べて受験を乗り切ってくれれば良いのですが・・・

北野天満宮を出たところにポルトガル菓子の「カステラ・ド・パウロ」さんがあることは以前から知っていたのですが、今回少し時間があることと、以前より並んでいないので、寄ってみることにします。私の中のポルトガル菓子=マカオのエッグタルトですが、一方でカステラや様々な焼菓子、プリンなどもあっておいしそう。エッグタルトは残念ながら売り切れだったのですが、他にいくつかのお菓子を購入し、再び嵐電に乗って帷子ノ辻へと戻ります。


カステラ・ド・パウロ
https://castelladopaulo.com/


帷子ノ辻からは車を走らせ、鉄道博物館脇のパーキングに車を止めます。すでに17時00分の受付開始時刻は過ぎていますが、17時までの来館者がまだ出ていないのでしょう、列ができています。我が家はのんびりと準備して博物館へと向かうと、すでに列の大半は館内に吸い込まれたようで、すんなりと入場できました。

今回はキヤノンマーケティングさん主催、ということで、我が家のカメラとは別に、カメラを貸してもらえるようです。フルサイズのミラーレスもラインアップされているのですが、嫁が使える機種ということで、EOS RPを借りてみます。私自身はR5と5D Mark IVを持ってきたので、ほぼ無敵です。

入館してしばらくはあちこち見ていたのですが、蒸気機関車の汽笛が嫌いな息子、蒸気機関車ゾーンにだけは行きたくないようで、ここで別行動することにしました。ちょうど扇形機関庫の周りで転車台の回転イベントが始まったようですので、私はそちらへと向かいます。

今日は8620型8630号機が転車台に乗っていました。九州で1両動態保存されていますが、こちらはすでに車籍がなくなっているそうです。ただ、京都鉄道博物館で動態保存されているので、ここで動く姿を見ることができます。1914年製造の御年107歳の蒸気機関車とは思えない迫力があります。

息子と嫁はトレインシミュレーターができる、ということでやってみたようですが、4歳の息子には難しすぎたようで、嫁もマスコンとブレーキのハンドル操作が全くわからずお手上げだったようです。

その後は息子と模型を実車に近い感覚で走らせることができるコーナーへ。ここで私が後ろで息子と一緒にマスコンとブレーキを操作して電車を走らせてみます。息子からすると、後ろから父親に操作されるのは面白くないようですが、勝手にやるとエラーが出て機械に怒られるのも嫌なので、仕方がなく私の言いなりになるしかない、と思っていたようです。

キヤノンの製品体験コーナーがあったので、新しく発売になったEOS R3を体験したりします。EOS R3はほぼプロ用ということもあってバッテリーグリップ一体型で、普段バッテリーグリップを使わない私には重すぎるものの、視線入力AFなど、新しい機能はいろいろついているようでした。
そして、RFレンズの手ブレ補正の問題点について聞いてみると、「仕様」で「ファームウェアを更新すると若干は改善」とのこと。流し撮りをしようと思ったら、当面はEFレンズを使うしかない、ということになるようでした。

そうこうするうちに2時間が過ぎ、閉館時間を迎えます。帰り際にキヤノンの方からパンフレットをもらってエントランス側から退館。
その後、梅小路公園の向かいの拳ラーメンさんで夕食。京鴨とのどぐろ煮干しそばを頂きましたが、絶品でした。ミシュラン京都に掲載されているとのことで、納得のお味でした。

拳ラーメン
https://retty.me/area/PRE26/ARE658/SUB11101/100000021841/

帰りも名神高速を通って1時間ほど。久しぶりに家族で京都を楽しむ半日トリップになりました。

どこかにマイルで旅に出る(愛媛・21.10.30-31、2日目)

ホテルで朝食を済ませた後、2日目は息子のアトラクションとして、愛媛県立とべ動物園へと向かいます。この動物園、我が家の近隣の動物園などでよく名前を見ることが多かったのですが、四国では最大規模、そして普段はなかなか見られない動物がみられたり、給餌ができたりするので、動物大好きな息子にはたまらないだろうな、と思ったことがあります。

とべ動物園は日曜日ということで結構混雑しており、動物園から結構遠い駐車場に車を入れることになります。ただ、駐車場から動物園までは無料のシャトルバスが出ており、乗客が適当に集まると発車する、というシステムになっているようです。私達が乗ったのはライオンの形のバス。歩けない距離ではないので、バスに乗っているのはほんの数分です。

まずはアシカに給餌できる、ということで300円を払って魚を買い、アシカの檻に入れるとアシカがそれを食べる、というシステムになっています。と言って無制限ではなく、1日何度か係の方が入れてくれるタイミングが合わないと、給餌はできない、という訳です。
たまたまタイミングよく係の方がやってきて、300円を払うと、ザルの上にアジが数匹。息子は大喜びでアシカに餌をやっていました。

その後、我が家の近くの動物園にはいないアフリカゾウを見ながら動物園の一番奥へ。ちょうどオランウータンのイベントがある、ということで見ていると、なぜかスーパーのカゴをかぶったオランウータンがやってきました。これを見た息子はテンションが上って大喜び。その後自宅で洗濯カゴをかぶって真似をするほどでした。

とべ動物園の後はえひめこどもの城へ。ここで嫁がボートに乗りたい、ということで、ボート乗り場に行きます。新型コロナ沈静化で、訪問者が大幅に増えたようです。ボートはすべて出払っており、列に並んで空くのを待ちます。30分500円とのことで、料金を払うと、スワン型のボートに案内されました。
2019年の「どこかにマイル」で奄美に行った時には、カヌーで大泣きしていた息子、今回は大喜びで、船の上でゴソゴソして、私に「おとなしくしないと池に落ちるよ!」と叱られるまでに成長していました。

船を降りた後は、売店でレインボーのかき氷を購入。これを食べ終わった頃には午後3時半。そろそろ空港に向かって動き出さないといけません。松山市内を走っていると、嫁が「近くのパン屋に寄れたら寄ってほしい」とリクエスト。次の交差点を左に曲がればあるようなので、そこでパンを購入。

空港に戻る途中、空自の基地のアラートハンガーのようなものを見つけたので、ちょっとよってみることにします。近くに行ってみると、掩体壕と呼ばれる、戦時中に敵の目から飛行機を隠すための、まさにハンガーとして使用された建造物だったようです。戦後取り壊されたものが多い中、松山空港近くには3つの掩体壕が残っている、と説明にかかれていました。

その後、レンタカーのガソリンを満タンにし、レンタカー屋の近くのスーパーで刺身用の魚と、おでんに使う練り物セットを購入。レンタカーを返して松山空港へと向かいます。

松山空港で晩ごはんを、と思っていたのですが、空港の中のレストランはどこも満員。さらに時間もありません。仕方がないので、空港の中のコンビニで軽食を買い、夕食をそれで済ませることになってしまいました。

松山から大阪へは夕方のJL2310便に搭乗。復路も同じく40分ほどの短いフライトで、あっという間に伊丹空港の最終進入へ。1泊2日の短い旅行でしたが、結構充実の旅になりました。

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