ジャンクカメラを復活させる話~その後

ジャンクカメラを復活させる話~その後

以前、「ジャンクカメラを復活させる話」として、こんな記事を書いた。その時に2本のレンズと1台のカメラを復活させた話を書いたのだが、その後どうなったのかご報告しようと思う。


ニコンFE2については、電池の液漏れで使えなくなっていたMD-12を、こちらも半分ジャンク状態のものをオークションで入手。上手いこと動くようになったので、FE2とMD-12、それにタムロンの70-210mm F3.8-4(46A)で実際に空港で撮影してみた。カラーで撮影するにはすでに枯れた私の腕では怪しいので、今回はモノクロフィルムを詰めた。富士フィルムのネオパンアクロスを使用、ANAのB737のタッチダウンを狙ってみた。

最初の1枚の通り、普通に撮影できた。フィルムでの撮影故に、露出他かなりシビアだったが、何とか止められる写真になったようだ。後ろも流れているので、多分1/250秒あたりで押したと思うのだが、データをメモする習慣はすでになく、そのまま現像に出してしまった。
さて、これと共にシャッター幕修復をかけたAV-1もテスト撮影を実施した。こちらはFD 100-300mm F5.6を装着し、ドライブがないので一発勝負のタキシングショットにした。当時はこんな機材しかないので、撮影も一発勝負か頑張っても2発くらいだったはず。

こちらも普通に撮影できていた。この2本のレンズも問題なかったことを物語っており、わずか2000円で買ったフィルムカメラでもこの程度の写真は撮影できる、と言うことになる。もちろん、このカメラだと基本は一発勝負になるので、本戦で投入することは難しいかもしれない。
ちなみに私自身、フィルムカメラとしてデジタルとすべてのレンズが共用できるEOS-1Nをドライブ付きで持っており、普段のフィルム撮影はほぼ100%そちらで行っている。FE2やAV-1も、たまにはフィルムを装填して撮影してみると、過去を思い出すことができるものだ、と思った。

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