以前「辞令」のタイトルで書いた本業が猖獗を極め、すっかりこちらのブログも、飛行機ブログも更新できずに数カ月が過ぎてしまった。こちらは読む人がほとんどいないのだが、自身の記録として残しておくために、記事を書いておきたい。
息子が先日2歳の誕生日を迎えた。このブログの初期に綴った通り、彼は出生前の診断で、心臓の動脈が逆についている「完全大血管転位症」で生まれ、生後10日にして大きな手術を受けている。手術を受けた後はどうなるかと思ったが、生命力が強かったのか、術後1カ月もしないうちに退院し、半年ほどで薬も飲まなくなった。無事にすくすくと成長し、当初は平均以下だった身長や体重も、身長は平均程度、体重は平均の上限くらいに成長した。
こうして無事に2歳を迎えたことに感激している間に、当の息子は歩けるようになり、喋れるようになり、魔のイヤイヤ期を迎えるに至っている。何かをさせようとすると、すぐに「イヤ!」と言い出すようになり、いろいろなものを見つけては、指さして楽しんでいる。「飛行機!」「どんぐりころころ!(←どんぐりのこと)」「カキ!(←柿の木)」などなど。
この手術を受けた子は、普通の子と比較すると、心臓の機能が8割~9割くらいはあるそうで、ほぼ普通に生活できると聞いた。その機能が少ない部分を親が気を付けないといけない部分ではあるのだが、例えば感染すると重篤化しやすいインフルエンザの予防接種を受けるとか、歯科治療の際の抗生物質の投与とか、そういった部分になってくる。
したがって普段はほとんど普通に生活しているので、平日朝は私が保育園に送って行き、夕方嫁が迎えに行く生活を送っていて、普通の子供よりも旺盛な食欲で、毎日お腹がはちきれそうになるくらい食事を取っている。保育園の先生にも、この食欲については「他のお子さんよりもずっと旺盛です」とお墨付き?をもらっているほどだ。
この先何が起こるかはわからないが、とりあえずこの2年間、無事に成長してくれたことに感謝したいのと、これからも何事もなく成長してくれることを祈りたい。