息子の成長(2歳半)

このようなコロナ禍の中でも子供は成長するもので、早くも2歳の誕生日から半年が経過しようとしています。大人の半年は大したことがないのですが、子供の半年はそうはいきません。2歳の誕生日に「どんぐりコロコロ」「飛行機」とか「いや!」とか単語くらいしか言えなかった息子、二語文はあっという間に終了し、今やちゃんと文章が口から出てくるようになりました。
それこそ、母親を呼ぶのに、「ねぇ、おかあさん!見て!ダンゴムシいるよ」「お父さん嫌!あっち行って!」など言えるようになっているので、基本的な意思疎通はできています。
最近は動詞の概念が分かってきたようで、例えばこんな問答ができるようになってきました。
私:ヘルメットを
息子:かぶる
私:自転車に
息子:乗る
私:アンパンマンが空を
息子:飛ぶ
こういう会話ができるようになると、 こちらもかなりやりやすくなりますし、息子本人も「何が不満なのか」を口で言えるようになるので、泣く回数が少なくなりました。と言っても、ぐずりますし泣きますが。

保育園でも、行き始めた頃はおやつも食べずに泣いていたのがウソのように、うるさいくらいお喋りしているようで、連絡帳に「外にお散歩に行って、カモを見つけて『かもー』と言ってました」とか「アンパンマンの歌を歌ってオンステージでした」とか書かれているのを読むにつけ、いったい誰に似たんだ、と思ってしまうほど。今の姿を知っている人には「嘘をつけ」と言われそうですが、 私は幼少期は全く喋らない子でしたし 、嫁もそんなに喋る方ではありません。正直、うるさい!と言いたくなるくらいしゃべることもよくあります。
そして、おそらく保育園でしょっちゅう先生を呼んでいるようで、よく自宅で「せんせ、おかぁさん!」と言い直すこともあれば、酷いと私たち親を「せんせぇ」とか呼んできます。先生じゃねえっての(-_-)

旺盛な食欲は相変わらずですが、好き嫌いが出始めました。キノコや鶏肉の皮、牛筋などは食べませんし、緑色の野菜も好きじゃないようです。小松菜、ほうれん草、グリーンサラダは見事に残します。一方でタケノコは食感が好きらしく食べています。肉類は基本好き、と言うことで完全に食については男の子、と言う感じに育っています。

そして、家の中より外が好きなようで、朝からよく庭に出ています。スコップを持って、庭の片隅にある堆肥の所に一目散。何をしているかと言うと、ここでダンゴムシやナメクジを探しているようです。油断しているとせっかく植えた苗を抜かれます。公園に行けば砂遊び、遊具で遊びまくっていますので、このコロナ禍は息子にとっては結構ストレスがたまるようです。
一方で、砂遊びをさせるつもりで連れて行った空港近くの公園、飛行機が見られるのが刺激になったようで、「飛行機見るの」と結構せがまれるようになりました。もちろんそんな頻繁には連れていけないので、逆にちょうど良い刺激にはなっているようですが・・・

あとはアンパンマン大好きなようで、親の知らないキャラクターをよく知ってます。何これ?と聞くと、結構ちゃんと答えてくれます。アンパンマン以外だと、ベネッセのこどもちゃれんじのしまじろう、ミニオン、ドラえもん、最近になってトムとジェリーが面白いみたいです。トムとジェリーなんて1940年代に作られたアニメ作品ですが、今の子供にも分かるというのはすごい作品だな、と言うことになりますよね。

と、この半年で著しい成長をした息子。次の半年でどんな成長をしてくれるか、親としては楽しみです。

息子の2歳の誕生日

以前「辞令」のタイトルで書いた本業が猖獗を極め、すっかりこちらのブログも、飛行機ブログも更新できずに数カ月が過ぎてしまった。こちらは読む人がほとんどいないのだが、自身の記録として残しておくために、記事を書いておきたい。

息子が先日2歳の誕生日を迎えた。このブログの初期に綴った通り、彼は出生前の診断で、心臓の動脈が逆についている「完全大血管転位症」で生まれ、生後10日にして大きな手術を受けている。手術を受けた後はどうなるかと思ったが、生命力が強かったのか、術後1カ月もしないうちに退院し、半年ほどで薬も飲まなくなった。無事にすくすくと成長し、当初は平均以下だった身長や体重も、身長は平均程度、体重は平均の上限くらいに成長した。

こうして無事に2歳を迎えたことに感激している間に、当の息子は歩けるようになり、喋れるようになり、魔のイヤイヤ期を迎えるに至っている。何かをさせようとすると、すぐに「イヤ!」と言い出すようになり、いろいろなものを見つけては、指さして楽しんでいる。「飛行機!」「どんぐりころころ!(←どんぐりのこと)」「カキ!(←柿の木)」などなど。

この手術を受けた子は、普通の子と比較すると、心臓の機能が8割~9割くらいはあるそうで、ほぼ普通に生活できると聞いた。その機能が少ない部分を親が気を付けないといけない部分ではあるのだが、例えば感染すると重篤化しやすいインフルエンザの予防接種を受けるとか、歯科治療の際の抗生物質の投与とか、そういった部分になってくる。

したがって普段はほとんど普通に生活しているので、平日朝は私が保育園に送って行き、夕方嫁が迎えに行く生活を送っていて、普通の子供よりも旺盛な食欲で、毎日お腹がはちきれそうになるくらい食事を取っている。保育園の先生にも、この食欲については「他のお子さんよりもずっと旺盛です」とお墨付き?をもらっているほどだ。

この先何が起こるかはわからないが、とりあえずこの2年間、無事に成長してくれたことに感謝したいのと、これからも何事もなく成長してくれることを祈りたい。