前回の「どこかにマイルで旅に」出たのは昨年2020年2月でした。この時はコロナ禍にはまだなっておらず、その1ヶ月後くらいから感染者が次々出てきて、旅行に行く雰囲気ではどんどんなくなって行ってしまいました。
もっとも、私自身は仕事やら撮影やらで上京する機会はその後もありましたので、飛行機自体には乗っていたのですが、息子に関しては実に1年半ぶりの飛行機、と言うことになりました。
今回は仙台、新潟、福岡、松山の4都市からのチョイスになりました。個人的には新潟がいいなぁ、と思っていたのですが、通知が来ると「松山に決まりました!」と出てきました。松山は調べてみると2007年から行っていないので、実に14年ぶりに行くことになります。フライトスケジュールは朝7時10分発で帰りが18時55分発、ほぼ丸2日松山を満喫できるスケジュールなので、いろいろと日程と行先を吟味し、当日を迎えます。
伊丹空港までは今回は車で向かい、JL2301便で松山へと向かいます。久しぶりのタラップ搭乗でしたが、息子は親を置いてさっさとタラップを駆け上がって行きました(^_^;)
40分ほどの空の旅で、ドリンクサービスなどは全くなし。キャンディと息子のおもちゃはもらえました。正直、車で4時間で着く距離を飛行機に乗っている訳ですから、飛行機の速さを実感できたとも言えます。
松山に到着し、レンタカーのピックアップを済ませます。今回は日産マーチが旅のお供になりました。まずは伊予市方向に車を走らせます。最初の目的地としたのは、予讃線の下灘駅です。本来であれば、松山から列車に乗ってのんびり行きたいところなのですが、息子に2時間列車に揺られるのはさすがに無理。今回は車に乗って、空港から駅に向かいます。
この駅は駅舎からホーム側を撮ると、下を通る国道が見えないので、海岸線に駅があるような写真が撮影できることでも有名です。日没の時間帯が有名ですが、私自身は日没よりも瀬戸内海の島々が写る日中の方が良いのでは、と思っています。晩秋が近づいている時期だけに、駅の観光客もまばらで、結構バイクでツーリング途上に寄っている人が多いようでした。
滞在中、上りの松山行き普通列車が到着しましたが、この駅で降りる人はなく、乗っていったのもマニアと思しき男性が一人だけ。私たちも含め、観光客は車で来るようですが、日中だけでもJR四国は人を配置して入場券分の金額を回収する方がいいのでは、と余計なことながら思ってしまいました。
下灘駅からは近くのしもなだ運動公園へ行き、そこにある夕焼けぴちぴち市へ。まだお昼ご飯の時間にならないので、揚げたてのじゃこ天を食べることにしましたが、これが実においしいのです。普段、関西で生活していると、愛媛の会社が作るじゃこ天を購入することができますが、薄手なのに加えて、冷蔵で運ばれてくるので、食感も良くありません。そういう意味でも、わざわざここまで来る価値があった、と思える物がありました。
ここからはさらに車を西に走らせ、旧長浜町エリアへと向かいます。長浜大橋に向かおうと車を走らせると、嫁がスーパーに寄って欲しい、とのことで、ちょうど商店街の隅にあったスーパーに寄ることにします。
スーパーの正面を見て、「なんかこのスーパー、見覚えがあるな」と思いました。嫁も「このスーパー見覚えがある」と言います。もちろん、二人ともここには来たことがありません。その直後、「あ、これツイッターで流れてきた奴だ!」と気がつきました。
ショッパーズ長浜店は、数年前に看板を掛け替えているのですが、それまで看板が「ンョ゛ハー ゛」となって店の名前がきちんと表示されていないと言うことが話題になり、全国的にも有名になったのでした。
お茶とまんじゅうを購入して、長浜大橋へ。日本最古の跳ね上げ式の可動橋だそうですが、橋の半分が工事中、しかも昨年秋から可動部分は故障中、とのことでした。橋の近くで船を陸に揚げるためのレールがありましたが、まるで廃線が海に没しているようにも見える光景が印象的でした。
車を少し南に走らせると、大洲市の市街に入ります。ここでランチタイム。にし川と言うレストランに入り、ここで息子はお子様ランチ、嫁は鯛めし、私は牛タン定食を食べることにします。鯛の鮮度も抜群、牛タンは想像していたよりもずっと美味しかったのは想定外でした。
ここで嫁と息子は別行動。伊予大洲駅から特急「宇和海」で運転されているアンパンマン列車に乗ってもらいます。車をここにおいていく訳にいかないので、私はここから松山駅まで、高速道路経由で向かうことになります。
列車の発車まで見送り、再びレンタカーに乗車。あとはひたすら松山を目指しますが、JRの特急が30分ほどで走り抜ける距離を、車で走ると1時間ほどかかります。地方に行くと車よりJR在来線の特急が遅い、なんてことはよくありますが、JR四国の振り子式ディーゼルカーは、かなり速かったようで、息子がびびっていたようです。
松山駅で合流し、私は元来た道を戻りつつ今度は株式会社母恵夢さんがやっている母恵夢スイーツパークへ。松山を出て東温市にある施設ですが、母恵夢さんの工場見学と、出来立てのお菓子が食べられること、足湯のサービスがあるとのこと。
お菓子大好きな息子はここでテンションが上がりまくり、ソフトクリームにお菓子にポンジュースに、いろいろなものを食べさせてもらって大満足の様子。大人はお土産になりそうなものを購入して、1時間ほどの滞在になりました。
母恵夢スイーツパーク
https://www.poeme.co.jp/sweetspark/
母恵夢スイーツパークから宿まではすぐ。今回は東温市の「見奈良天然温泉 利楽」さんにお世話になることにします。チェックインを済ませて近くの産直でミカンや野菜などを購入し、温泉宿ということで、一度温泉に入りに行きます。スーパー銭湯に併設された温泉ホテル、といった風情で、お風呂の設備は充実。息子はあまりにキラキラしたお風呂(=スーパー銭湯)で、終始テンション高めでした。
見奈良天然温泉 利楽
https://www.spa-riraku.com/
1泊2食付きプランの夕食を食べに行きます。今回は愛媛の素材を使ったフレンチのコース、息子は再びお子様ランチを食べることになります。真鯛の包み焼きとお肉が絶品でした。
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