※記事は2018年4月に書いたものです
今年(2018年)は、3月に入って急激に暖かくなったからなのか、桜の開花が例年よりもかなり早く進んだ、と言われている。確かに、大阪市内でも3月下旬には満開になり、この記事を書いている4月上旬にはすでに結構散ってきている状態。例年であれば、これから桜の時期になり、おそらく次の週末が見ごろになるので、ほぼ1週間先行した、と言ってよいかと思う。
昨年までであれば、夙川や吉野などの関西各地の名所に出かけて行ったのだが、今年は赤子もいるので、ベビーカーを押していけるような、いわゆる「バリアフリー」の場所でないとなかなか出かけることは難しい、ということになる。したがって夙川も吉野も「バリアリッチ」なのであきらめ、昨年行って意外に楽しめた神戸の王子動物園へと向かった。
阪急電車に乗って王子公園駅で降りると、エレベーターは東改札の1か所のみ。ここで複数の親子連れが渋滞し、結局エレベーターに乗れたのは3組目であった。やはりまだバリアは多い。王子動物園の入り口に到達すると、今度は入場を待つ長い列。こちらは改札できる場所が少ないので仕方がない。幸い段差はなく、ベビーカーでそのまま園内に入ることができた。
王子動物園そのものは二度目なのだが、園内の桜の数は相当で、入場料を支払って園内に入り、動物を見ながら桜を愛でることができる。まだ赤子はそこまで理解できていないので、ベビーカーの上でニコニコしたりぐずったりしているだけだったが、私自身は象、キリン、ネコ科の動物一式とパンダを見せられたので、きっと子供が成長するころには、そういった動物に興味を持ってくれることを期待したい。
赤子の機嫌があるのでこの日はこれで撤収したが、電車の乗り換えがあったりすると、乗り換え案内のサイトに出てくる電車にはすんなり乗れないことが多く、これは子供連れだけでなく、車椅子を使われている方なども、まったく同じ状況に置かれている、ということになる。
翌日も午後から好天だったので、徒歩で行ける範囲の桜が鑑賞できるところへと向かった。一つは自宅近くの「定点観測ポイント」、もう一つは在住している市内の有名ポイントに向かった。いずれのポイントまでもベビーカーを押していく訳だが、むしろこちらは好天だったこともあり、スムーズに現地到着。帰りに赤子がぐずったことが計算違いではあったが、こちらの方が楽々であった。
ほんの一瞬の桜の満開ではあるが、同じく我が家の赤子の今の姿もほんの一瞬でしかない。いずれの一瞬も、きちんと記録して、記憶にも残しておきたいものである。