起床すると快晴。天気予報を確認すると、八甲田山方面の天気は午前中持ちそう。それだったら八甲田山に行こう、ということになり、酸ヶ湯温泉行きのバス、「みずうみ号」に乗って出かけることにします。
みずうみ号に乗る人は結構多いようで、席はあらかた埋まっていました。青森市内を抜け、前日雪遊びをしたモヤヒルズを過ぎ、山へと入って行きます。JRの観光バスルートとしても機能しているようで、八甲田山雪中行軍の話など、いろいろなアナウンスを聞きつつ八甲田ロープウェーの山麓駅でバスを降ります。一緒に乗ってきた人の半数以上が下車するようでした。山麓駅は晴れていて、ほぼ天気予報通り。午後は雪予報だったのでこれで良さそう。
ロープウェーに乗ろうと駅に行ってみるとびっくり。なんとロープウェーは長蛇の列。一体いつ乗れるのか、と思うくらいの人が並んでいました。往復の乗車券を購入して列に並びます。大半の人がスキーやスノーボードを持っていて、どうも八甲田国際スキー場のコースにもなっているようです。
30分ほど並んでようやくロープウェーに乗ることができましたが、外の景色を楽しむこともできないくらいの混雑ぶり。山頂まで数分で到着です。山麓と比較すると気温もぐっと低く、全体的にガスが出ている感じ。とりあえず外に出られる格好で、スノーモンスターと呼ばれる樹氷を見に行くことにします。
ロープウェーの駅から出たところがすでにスキー場で、スキーやスノーボードの方はそこから滑って降りていかれています。私たちは展望台からなんとか見えている青森市街などを眺め、30分ほどの滞在で再びロープウェーへ。帰りは私達と同じ観光客と思しき数組を乗せて下山。ゆっくりと景色を楽しむ余裕がありました。
午前中のみずうみ号で青森駅に戻ってこれたので、昼食が青森市内になります。ホテルに帰ったついでに、ホテルのビルに入っているラーメン店で昼食。こちらは煮干しを使った醤油ラーメンで、ラーメンの街青森らしく、種類も多彩です。
冬の青森なのでねぶた祭りは楽しめない、と言う訳ではなく、青森駅に隣接するねぶた祭りの博物館、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ。ねぶた祭りの歴史から始まり、PCを使った面の作成コーナーなどもあります。息子はそこでシュールな面を描いていました。
そして圧巻だったのは大型のねぶたが複数見られるように展示してあること。映像と共に熱気が伝わってくるようで、実際に見に来てみたいな、と思わせるものがありました。
まだ少し時間があるので、このまま弘前へと足を伸ばしてみます。青森駅から弘前行きの普通列車に乗ります。かつては青函連絡船への乗り換えで栄えた駅も、今や特急列車は秋田方面からの「つがる」だけ。これから乗る普通列車は、五能線で使われているGV-E400系の2両編成でした。
電気式のディーゼルカーと聞いていたので、エンジン音よりモーター音かと思ったら、完全にディーゼルカーで、激しいエンジン音を轟かせ、弘前へと向かうことになりました。途中で雪がちらつき始め、弘前に着いたときには完全に雪になっていました。
弘前城の堀のところで、桜の木にピンクの照明を当てる「冬に咲くさくらライトアップ」をしているとのことで行ってみます。残念ながらあまり枝に雪が着雪しておらず、雰囲気としてはちょっと拍子抜け。
弘前駅に戻ろうと思いましたが、あまりに雪が降ってきたので、さすがに歩くのは無理。タクシー会社に電話すると、2社目で無事に繋がり、1台配車してもらいます。駅前のイトーヨーカドーまで行き、そこでちょっと買い物を済ませ、青森へと戻ることにします。
青森に戻って、宿に戻る途中の居酒屋で夕食。うちの近くの居酒屋で飲むのと同じ金額でこのクオリティ、大満足でした。
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雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、1日目)
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