雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、3日目)

最終日は午後のフライトで帰るので、朝だけちょっと散策できることになります。青森市内にあるウィーン菓子のシュトラウスさんに行くことにします。ところが息子は雪で遊びたくて仕方がない様子。仕方がないので私が単独でシュトラウスさんに行ってケーキを買ってくることにします。


隣にさくら野百貨店があるので、食品コーナーを覗き、弘前産のリンゴを購入して嫁に連絡すると、ホテルの近くからほぼ動いていないことが判明。何をしていたか聞くと、息子がずっと雪遊びがしたくて、雪を触っては動かなくなり、雪で遊んでは動かなくなるを繰り返していたようです。

もう一つ、今日行っておきたかったのが横山商店さん。年配の女性がやっている昔ながらの惣菜店と言った感じで、焼きおにぎりとおでんが有名になっています。今回はホテルの朝食直後と言うことで、持ち帰りでの購入。焼きおにぎりとおでんは後ほど食べてみましたが、冷める前に食べれば良かった、と思えるほどの美味しさでした。

さて、短かった青森滞在もこれで終了。飛行機への接続バスの時間が悪いので、青森駅を11時前のバスに乗らないといけません。荷物をまとめて空港へと向かいます。

青森からの帰路はJL2154便、これで帰ると夕方までには自宅に到着できます。搭乗が始まって機内に入ると、なんと往路でご一緒した乗務員の皆さんが乗っていました。なかなか珍しいのですが、逆に乗務員の方も、こういうパターンで遭遇するのは珍しいそう。

青森空港を出発し、往路と同じく日本海側を西に進み、日本アルプス上空を南下するコース。往路以上に天気は良く、山々がきれいに見える絶景フライトでした。

伊丹空港到着後、車で帰宅。その後息子に何度となく「お父さん、青森行きたい」と言われたので、よほど青森は楽しかったようです。冬の雪国の旅もなかなか楽しくて良かったです。

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雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、2日目)

雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、2日目)

起床すると快晴。天気予報を確認すると、八甲田山方面の天気は午前中持ちそう。それだったら八甲田山に行こう、ということになり、酸ヶ湯温泉行きのバス、「みずうみ号」に乗って出かけることにします。

みずうみ号に乗る人は結構多いようで、席はあらかた埋まっていました。青森市内を抜け、前日雪遊びをしたモヤヒルズを過ぎ、山へと入って行きます。JRの観光バスルートとしても機能しているようで、八甲田山雪中行軍の話など、いろいろなアナウンスを聞きつつ八甲田ロープウェーの山麓駅でバスを降ります。一緒に乗ってきた人の半数以上が下車するようでした。山麓駅は晴れていて、ほぼ天気予報通り。午後は雪予報だったのでこれで良さそう。

ロープウェーに乗ろうと駅に行ってみるとびっくり。なんとロープウェーは長蛇の列。一体いつ乗れるのか、と思うくらいの人が並んでいました。往復の乗車券を購入して列に並びます。大半の人がスキーやスノーボードを持っていて、どうも八甲田国際スキー場のコースにもなっているようです。

30分ほど並んでようやくロープウェーに乗ることができましたが、外の景色を楽しむこともできないくらいの混雑ぶり。山頂まで数分で到着です。山麓と比較すると気温もぐっと低く、全体的にガスが出ている感じ。とりあえず外に出られる格好で、スノーモンスターと呼ばれる樹氷を見に行くことにします。

ロープウェーの駅から出たところがすでにスキー場で、スキーやスノーボードの方はそこから滑って降りていかれています。私たちは展望台からなんとか見えている青森市街などを眺め、30分ほどの滞在で再びロープウェーへ。帰りは私達と同じ観光客と思しき数組を乗せて下山。ゆっくりと景色を楽しむ余裕がありました。

午前中のみずうみ号で青森駅に戻ってこれたので、昼食が青森市内になります。ホテルに帰ったついでに、ホテルのビルに入っているラーメン店で昼食。こちらは煮干しを使った醤油ラーメンで、ラーメンの街青森らしく、種類も多彩です。

冬の青森なのでねぶた祭りは楽しめない、と言う訳ではなく、青森駅に隣接するねぶた祭りの博物館、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ。ねぶた祭りの歴史から始まり、PCを使った面の作成コーナーなどもあります。息子はそこでシュールな面を描いていました。
そして圧巻だったのは大型のねぶたが複数見られるように展示してあること。映像と共に熱気が伝わってくるようで、実際に見に来てみたいな、と思わせるものがありました。

まだ少し時間があるので、このまま弘前へと足を伸ばしてみます。青森駅から弘前行きの普通列車に乗ります。かつては青函連絡船への乗り換えで栄えた駅も、今や特急列車は秋田方面からの「つがる」だけ。これから乗る普通列車は、五能線で使われているGV-E400系の2両編成でした。
電気式のディーゼルカーと聞いていたので、エンジン音よりモーター音かと思ったら、完全にディーゼルカーで、激しいエンジン音を轟かせ、弘前へと向かうことになりました。途中で雪がちらつき始め、弘前に着いたときには完全に雪になっていました。

弘前城の堀のところで、桜の木にピンクの照明を当てる「冬に咲くさくらライトアップ」をしているとのことで行ってみます。残念ながらあまり枝に雪が着雪しておらず、雰囲気としてはちょっと拍子抜け。
弘前駅に戻ろうと思いましたが、あまりに雪が降ってきたので、さすがに歩くのは無理。タクシー会社に電話すると、2社目で無事に繋がり、1台配車してもらいます。駅前のイトーヨーカドーまで行き、そこでちょっと買い物を済ませ、青森へと戻ることにします。

青森に戻って、宿に戻る途中の居酒屋で夕食。うちの近くの居酒屋で飲むのと同じ金額でこのクオリティ、大満足でした。

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雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、1日目)

雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、1日目)

松山へのどこかにマイルの旅から帰ってきて数日後。SNSを見ていると、「JALが青森行き2000円台から」という内容の記事が流れて来ました。どうも北東北と北海道の縄文遺跡群が世界遺産に登録されたことを記念して、特別運賃の設定に至ったようです。さすがに2000円台は札幌丘珠~三沢などの限られた路線のみでしたが、大阪伊丹~青森が往復1万円を切る運賃設定になっていました。以前から「雪遊びに行きたい」と言っていた息子、近くの人工雪のところに連れて行くより、確実に天然の雪が多い青森は良い選択肢になりそうだったので、2ヶ月先の1月にターゲットを絞り、伊丹~青森の往復を決済。3人で27000円ほど、うち15000円分は溜まったマイルをeJALポイントに引き換えて支払ったので、持出しになったのは12000円ほどでした。

12月くらいから、今シーズンは寒い冬になるらしい、との予報が流れ、青森の雪がかなり積もっていることも報じられました。一方で新型コロナウイルスはオミクロン株の感染拡大が懸念されるようになり、実際に行く頃になると、すでに一部の都道府県にまん延等防止措置が発令されるレベルになってしまいました。
一方で、航空会社の減便もなく、また航空券の払い戻しも電話して聞いてみると「全額手数料を頂きます」とのこと。計算してみるとマイルを引き換えたeJALポイント分がなくなりそうでしたが、一方で以前から感染対策さえきちんとすれば何とかなるのも事実です。今回は、そういった事情も踏まえて、決行することにしました。

往路は7時55分発のフライト。車で空港に行き、嫁と息子は先に下ろして、私自身は近くの時間貸し駐車場へと車を置きに行きます。サクララウンジで出発まで過ごし、22番ゲートから青森行きJL2151便に搭乗します。我が家の家族旅行、最近はずっとエンブラエル170の飛ぶ行き先(花巻、松山)が続いたので、190に乗るのは久しぶりです。

北東北に向かうフライトなので、京都から名古屋あたりまで飛んだところで北上。日本アルプスの上空を抜けて日本海側へと抜けるルートを取ります。数年前に秋田に通っていた頃によく飛んだルートです。晴天だったので非常に綺麗に日本アルプスを望むことができました。

青森が近づき降下が始まります。一度青森市街を抜けて津軽海峡まで出て、最終進入するようですが、青森市街や津軽海峡は晴れていたのに、青森空港周辺は雪。息子は一面の雪が積もった景色を見て早くもテンションが上っているのが分かります。

青森空港に到着し、荷物を引き取って外に出ると、外は雪がしんしんと降っています。息子は早速雪遊びがしたいらしく、道路に飛び出しそうになってしまい、いきなり雷を落とされることになります。
今回は車を借りていないので、ここからは公共交通機関を使います。JRバス東北の空港連絡バスで青森駅へと向かいます。乗っている時間は30分ほどで、青森駅の1つ手前の新町バス停でバスを降り、宿へと歩いていきます。息子は途中で雪かきされて積み上げられている雪を触りまくり、遊びまくるので、全く前に進みません。ついに嫁に叱られて、雪遊びをその場では諦めてくれました。

宿はチェックイン時間になっていないので、荷物だけ預かってもらい、そのままでかけます。まずは昼食を食べに行くことになりますが、青森は知る人ぞ知るラーメン王国。ホテルの近くで牛乳カレーラーメンを食べることにします。青森のB級グルメとしても有名なこのラーメンですが、食べてみると非常に美味しいのです。牛乳とカレー、意外に合う。

その後、青森駅からバスに乗って、モヤヒルズへと向かいます。JRバス東北に乗ったら、バスはE5系と同じ色の車両でした。当時は新幹線に全く興味のなかった息子ですが、今見たら発狂するくらい喜んだ可能性があります。
ここは八甲田山麓に作られた小さなスキー場ですが、雪遊びしたくて仕方がなかった息子をまず遊ばせる場所としてここをセレクト。30分ほどでスキー場前のバス停に到着です。


着替えてソリを借り、ソリ専用ゲレンデへ。大人はスキーをしたくなりますが、さすがに息子にはまだ無理なので、一緒にそり遊びです。よほど楽しかったのか何回も何回も滑り降りて来たので、これだけでも十分価値がありました。

途中で休憩したりして夕方まで過ごし、帰りは青森市営バスで青森駅方面へ。降りる時にバス代を払おうとすると、「バスカードを使ってもらうと100円安くなりますから」と運転士さん。1000円のカードに100円のおまけがついているそう。まさに顧客目線、素晴らしい対応でした。

この日は夜、寿司を食べに行く予定にしていたので、予約してあった三九寿司へ。お刺身、巻きずし、握りなどを注文し、日本酒でちびちび。そして結構食べているのにかなり安いという、コストパフォーマンスの高い夕食になったのでした。