ビオトープその後

我が家のビオトープも、この半年運用してみて、いろいろとありました。
メダカの稚魚は、卵を採卵していたこともあって、稚魚が数百匹、と言う状態になったのですが、職場の人に少しもらってもらったり、自然淘汰や一部で大量死が進んだりした結果、現状10匹が成魚、約20匹が成魚手前、約50匹がそこそこ大きい稚魚となり、元の親も含めて100匹くらいに収まってきました。おそらく稚魚はさらに自然淘汰が進むでしょうから、最終的にトータルで50匹くらいで落ち着くのではないかと思っています。ただ、元は同じ15匹ほどの親から出てきた個体ですので、近親交配による異常は遅かれ早かれ出てくるのではないかと思っています。

一方で、金魚は1匹が死んだ後、真夏の酸欠で1匹死に、その直後に飛び出して死んでしまったので、我が家から金魚がいなくなりました。金魚の睡蓮鉢は、メダカの稚魚睡蓮鉢に転用して、現状その状態を維持しています。
メダカ稚魚が増えたこともあって、100均で買ってきたプラスチックの容器を使って、2つの飼育容器を追加したので、現在は4つの容器で魚を飼育していることになります。

メダカの産卵や稚魚のふ化が一段落した後、ミナミヌマエビの産卵が続き、こちらは大変な状態に。植えてある植物の下やホテイアオイの根が、稚エビの格好の隠れ家になってしまったようで、メダカに捕食される稚エビが少なかったのか、最終的に15匹しかいなかったエビが250匹くらいに増加。メダカの睡蓮鉢の水質が著しく悪化したこともあり、こちらも職場の人にもらってもらったり、一部を他の鉢に移した後で、一度メダカの睡蓮鉢をリセット。エビは30匹を元の睡蓮鉢に戻したものを除き、別容器に移しました。これでもまだ200匹は余裕で残っていたので、オークションで売ったりして削減、一時期30匹ほど急死する事象が起きましたが、それでもまだ100匹以上生きているでしょうか。

植物は、残念ながら睡蓮は今季は花をつけませんでした。温帯睡蓮1株に花芽がついたのですが、成長する前に枯れてしまったようです。こちらは来年の夏に向けてのチャレンジ項目になります。ホテイアオイやナガバオモダカ、ウォータークローバーは増えすぎるので、来年以降はいかに増やさないようにするか、そのあたりの検討は必要かもしれません。


そして秋になり、今年は10月に入って冷え込んだので、ビオトープの冬に向かった対応を早めに始めておくことにしました。一つは鉢の中に縦横無尽に伸びてしまったウォータークローバーとナガバオモダカの対応です。いずれもすごい繁殖力で、脇芽を伸ばして鉢の中を埋め尽くすレベルになっています。

一度これらを全部抜いてしまい、一部の鉢は水質悪化もあったので水替えも済ませ、ウォータークローバーとナガバオモダカはまとめて数本束ねて、小さい個体だけを残すことにしました。残ったものは水につけておいたところ、我が家の庭に住み着いているオンブバッタたちのエサになったようで、様子を見に行くとバッタの食べた跡が沢山残っていました。

睡蓮も一度鉢から出して、成長した部分を分けて植え替えし、それぞれの睡蓮鉢へと入れました。なので、4つの睡蓮鉢すべてに睡蓮が入った形になります。
これでかなりすっきりとまとまりました。

メダカは一度水質の変化で1つの睡蓮鉢で全滅する事態が発生、結果的に現状50匹くらいまで減りました。この全滅した睡蓮鉢、一緒にミナミヌマエビが相当数同居していたのですが、こちらは全個体無事。一体何があったのかよく分かりませんが、現状この睡蓮鉢のみはエビ専用で運用しています。

寒くなってきたこともあり、メダカもエビも動きが鈍くなってきたので、エサの回数も減らし、冬に備えていっています。
来年の春、再び始動するまでは、ゆるやかな変化を見ていく時期になりそうです。