カテーテルアブレーション~プロローグ

過去こちらで二度の体調不良について書きました。二度の原因はほぼオーバーワークと職場のストレスによるもの、という診断だったのですが、先日「二度あることは三度ある」で、再び体調不良に見舞われました。3年前に「入院とか救急車とか関係しなければ良いが」と書いていたのですが、まさにそのパターンに陥る寸前でした。

5月のある日。寝る前に不整脈の発作が起きたので、「あーまた不整脈だな」なんて思っていたのですが、なかなか寝付けないくらいの不整脈に。それでも症状は1時間くらいで収まったので、大丈夫だろうと思っていました。
さらに数日後。今度は朝から不整脈で、昼休みになっても収まりません。ついに午後は不整脈で意識が飛びそうになり、同僚に「救急車呼んだほうが良くない?」とまで声をかけられるくらいフラフラしていたようです。あまりにやばいので4時で早退し、いつも行っている循環器内科のNクリニックに行こうとしました。ところがその日は午後休診。さすがに状況的にこのまま放置はヤバそうなので、ネット検索で見つけた別の循環器内科のI先生にかかることにしました。

不整脈が止まらない状態だったので、心電図にも全て記録が残り、診てくれたI先生から、「紹介状書くので、今すぐ救急外来で市立病院に行ってください」と指示が。症状からすると、今すぐの応急処置はできるものの、そのまま放置するには危険な状態になっていること、おそらくカテーテル手術を受けるほうが良いでしょう、とのこと。
紹介状を書いてもらい、そのままタクシーで市立病院へと向かい、救急外来で処置を受けることになりました。処置をしてくれたM先生によると、発作性の心房細動と心房粗動が起きていること、放置すると血栓ができて脳梗塞や心筋梗塞、心不全に至る可能性があること、できればカテーテル手術を受ける方が良いことを説明され、救急では出せる薬が2日分しかないことから、翌々日に外来で受診することになりました。

外来で診察してくれたT先生が主治医になり、カテーテル手術を受ける方向で決定したものの、手術の予約が取れるのは2ヶ月先。7月下旬に手術日を決め、6月一月を使って各種検査を受けることに。この市立病院、予約時間通りに診察が進まないことと、検査は流れ作業なので早めに行くと少し早く終るということに気が付きました(^_^;)息子が生後すぐに散々受けた心エコーだの、人生初CTだの、これまで噂に聞いていた機械を、この年令で経験できたのは面白い経験だったと思っています。

6月中に検査を終え、6月末に主治医のT先生と、嫁さんも含めてIC(インフォームドコンセント)。息子のICの時は、山のような書類にサインさせられたものの、大人の心臓手術なので、サインは数枚。もっとも、息子は開胸手術、こちらはカテーテルでの手術で、手術の規模も難易度も格段に違うということがありそうです。

入院1週間前に病院でPCR検査を受け、いよいよ入院の日を迎えます。

新幹線

息子がある日、アニメ「シンカリオン」をアマゾンプライムで見るようになり、そのまま新幹線に興味を示すようになりました。と言って、鉄道マニア的視点は一切なし。ストーリーもいまいち理解できている感じではないのですが、その一方で、新しいキャラクターが出てくると教えてくれます。
その後、私に自分のプラレールを持ってきて、「この新幹線、なに?」と何度となく聞いてきます。しかも毎回500系。あまりに同じ車両を聞いてくるので、「阪急電鉄5000系」とか「50000系」とか言っていたら、「ふざけないで真面目に答えて!」と怒られてしまいました(^_^;)「500系」と言う回答を期待していたようです。

一方で「シンカリオン」は、JR東日本が最初に協賛したこともあって、基本的に出てくるのは東北新幹線で走るE5系、E6系と、北陸新幹線のE7系から始まり、その後E2系やE3系、N700系と500系などが登場。ドクターイエローや800系が出てきたあたりでプライムの無料放送が終わってしまい、結果的にレンタルDVDを借りる羽目になりました(-_-)

ドクターイエローが登場した後、息子の口から、「ドクターイエロー乗りたい!」と出てくるようになりました。うん、でも、ドクターイエローはお客さん乗れないから(^_^;)
実車のドクターイエローがとある週末に走る、と言う情報があったので、息子に「新幹線見に行くか?」と聞いたところ、「見たい」というので新大阪へ行ってみることにしました。いつもはあまりこの手のイベントに同行しないうちの嫁も、「ドクターイエロー見たことないから行く」と珍しく行くことに。

この日は「のぞみ検測」と言う臨時のぞみのダイヤでの運転で、博多から東京に向かうパターンでした。新大阪を午後出発して、東京へ向かうダイヤになっていました。新大阪で先に発車するのぞみやひかりなどの新幹線を眺めた後、ドクターイエローのやってくるホームへ。時刻通りに車庫から回送されてきました。

停車時間が10分ほどあったので、遠くで近くでじっくり見た息子。何度となく「乗れないの?」と聞いてくるので、「乗れない」を繰り返し、発車時刻になるまであっちへうろうろ、こっちへうろうろ。走り去ってしまうドクターイエローに手を振っていましたが、今度は「白い新幹線でいいから乗りたい」と駄々をこね始めました。そもそも息子は新幹線に乗ったのは新大阪~新神戸間の500系こだま(これが人生初新幹線)と、在来線が止まってしまい、止むに止まれず乗った新大阪~京都間のN700系のぞみだけ。と言って今から京都や新神戸を往復するのもアホらしいので、発車時刻まで長時間停車する列車の多い20番線へ。
N700系みずほがちょうど出発準備中で、こちらをじっくり眺め、新大阪駅でお菓子を購入し、帰宅と相成りました。

そしてしばらく経った週末。今度は私と息子が二人で出かけることになったのですが、その時に「飛行機見に行くか、新幹線見に行くか」と言うチョイスを出したところ、まさかの「新幹線」の回答。新大阪はちょっと微妙なので、今回は新神戸へ行ってみることにしました。
N700系しか来ないながら、息子は「はやぶさ来ないの?」とか言い出します。さすがにE5系やE6系が東北新幹線でしか走っていない、ということは感覚的に理解できていないようです。
この日もドクターイエローが走る、とのことで、到着を見届けて帰宅。このまま行くといつか東北新幹線に乗りに連れていかないといけなくなりそうです。