京都鉄道博物館でナイトミュージアム(21.12.11)

京都鉄道博物館のナイトミュージアムは、博物館主催だったり、個人の方が主催だったりして、時折開催されていました。基本的には17時以降も開館し、夜の博物館の雰囲気を楽しんでもらう、と言う意向です。
先日、キヤノンマーケティングジャパンさんが主催するナイトミュージアムに参加する権利が当選し、午後から京都散策も兼ねて、家族で出かけることにしました。

午前中はスイミングに行った息子、昼ご飯を食べて、車で京都へ。まずは帷子ノ辻まで行き、そこで車を止めました。お目当ては、息子が普段親しんでいる「しましまとらのしまじろう」が描かれた電車です。ところが帷子ノ辻の駅員さんに聞くと、「今日は運転していない」とのこと。土日は優先して走らせるかと思っていたのですが、特別扱いせずに運転しているようです。
走ってないなら仕方がない、と息子に「しまじろう電車走ってないけど、電車乗りたい?」と聞くと、「乗りたい」と言うので、北野白梅町まで往復することにします。普段はあまり電車には興味なさそうですが、こういうときは楽しいようです。

北野白梅町で降りて、北野天満宮だけ参拝しよう、ということになり、歩いていく途中、粟餅所澤屋さんに寄ってみます。いつも混んでいてなかなか食べられないのですが、タイミングよく入店できたので、粟餅を食べて行くことにします。

澤屋
https://retty.me/area/PRE26/ARE660/SUB11001/100000059544/


そのまま北野天満宮に参拝。境内はまだ紅葉も少しだけ楽しめる状態。尤も、紅葉時期のみオープンのもみじ苑は閉まっており、本殿だけ参拝するだけになりました。一方で、撫牛はすべて抗菌加工がなされ、周辺にアルコール消毒液が置いてある徹底ぶり。コロナ禍ならではの光景になっています。
帰り際、今年受験生の甥っ子のために、祈祷済みの梅干しを購入。これを食べて受験を乗り切ってくれれば良いのですが・・・

北野天満宮を出たところにポルトガル菓子の「カステラ・ド・パウロ」さんがあることは以前から知っていたのですが、今回少し時間があることと、以前より並んでいないので、寄ってみることにします。私の中のポルトガル菓子=マカオのエッグタルトですが、一方でカステラや様々な焼菓子、プリンなどもあっておいしそう。エッグタルトは残念ながら売り切れだったのですが、他にいくつかのお菓子を購入し、再び嵐電に乗って帷子ノ辻へと戻ります。


カステラ・ド・パウロ
https://castelladopaulo.com/


帷子ノ辻からは車を走らせ、鉄道博物館脇のパーキングに車を止めます。すでに17時00分の受付開始時刻は過ぎていますが、17時までの来館者がまだ出ていないのでしょう、列ができています。我が家はのんびりと準備して博物館へと向かうと、すでに列の大半は館内に吸い込まれたようで、すんなりと入場できました。

今回はキヤノンマーケティングさん主催、ということで、我が家のカメラとは別に、カメラを貸してもらえるようです。フルサイズのミラーレスもラインアップされているのですが、嫁が使える機種ということで、EOS RPを借りてみます。私自身はR5と5D Mark IVを持ってきたので、ほぼ無敵です。

入館してしばらくはあちこち見ていたのですが、蒸気機関車の汽笛が嫌いな息子、蒸気機関車ゾーンにだけは行きたくないようで、ここで別行動することにしました。ちょうど扇形機関庫の周りで転車台の回転イベントが始まったようですので、私はそちらへと向かいます。

今日は8620型8630号機が転車台に乗っていました。九州で1両動態保存されていますが、こちらはすでに車籍がなくなっているそうです。ただ、京都鉄道博物館で動態保存されているので、ここで動く姿を見ることができます。1914年製造の御年107歳の蒸気機関車とは思えない迫力があります。

息子と嫁はトレインシミュレーターができる、ということでやってみたようですが、4歳の息子には難しすぎたようで、嫁もマスコンとブレーキのハンドル操作が全くわからずお手上げだったようです。

その後は息子と模型を実車に近い感覚で走らせることができるコーナーへ。ここで私が後ろで息子と一緒にマスコンとブレーキを操作して電車を走らせてみます。息子からすると、後ろから父親に操作されるのは面白くないようですが、勝手にやるとエラーが出て機械に怒られるのも嫌なので、仕方がなく私の言いなりになるしかない、と思っていたようです。

キヤノンの製品体験コーナーがあったので、新しく発売になったEOS R3を体験したりします。EOS R3はほぼプロ用ということもあってバッテリーグリップ一体型で、普段バッテリーグリップを使わない私には重すぎるものの、視線入力AFなど、新しい機能はいろいろついているようでした。
そして、RFレンズの手ブレ補正の問題点について聞いてみると、「仕様」で「ファームウェアを更新すると若干は改善」とのこと。流し撮りをしようと思ったら、当面はEFレンズを使うしかない、ということになるようでした。

そうこうするうちに2時間が過ぎ、閉館時間を迎えます。帰り際にキヤノンの方からパンフレットをもらってエントランス側から退館。
その後、梅小路公園の向かいの拳ラーメンさんで夕食。京鴨とのどぐろ煮干しそばを頂きましたが、絶品でした。ミシュラン京都に掲載されているとのことで、納得のお味でした。

拳ラーメン
https://retty.me/area/PRE26/ARE658/SUB11101/100000021841/

帰りも名神高速を通って1時間ほど。久しぶりに家族で京都を楽しむ半日トリップになりました。

オールドレンズで遊んでみる(3回目)

以前からオールドレンズで遊んでみる、と称して、ソ連や東ドイツで作られた昔のレンズでの撮影をご紹介してきました。昨年購入したレンズのうち、おそらく一番稼働率が高いのがヘリオス44-2で、こちらは2回目で桜の撮影に使った事例を紹介しました。
そして、もう1本。星型のボケが出るインダスター61を試す機会を窺っていたのですが、昨年末はコロナ禍でイルミネーションがことごとく中止になり、今年はちょこちょこ点灯している、とのことで、先日行った京都鉄道博物館の帰りに、梅小路公園で試してみました。

絞りは5.6-8くらいの間にセットすると、形が星形になります。これで撮影すると、背景の照明のボケが丸ではなく星形になる、と言うものです。

実はこれ、相当条件が良くないと、ボケの星が見えないことが分かりました。上の写真を拡大してみると、照明が星型になっているのがわかりますが、はっきりとアピールしようとすると、背景の照明が比較的大きく入る環境でないと、なかなか難しいかもしれません。

またイルミネーションとかの環境下で持ち出して使ってみようと思いますが、ヘリオスと比べると使用頻度は低いのは間違いなさそうです。

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