カテーテルアブレーション~1日目

PCR検査が陽性だった場合は、前日までに連絡する、とのことでしたが、連絡が来なかったので予定通り入院することに。
入院日当日。10時30分に普段飲んでいる薬やおくすり手帳などを持って入院窓口へ。薬の確認の後、病棟に入る手続きを済ませます。4日間とは言え、大部屋だと気を使うので個室希望をしておいたのですが、無事に通ったよう。4日間とは言え、一人で過ごせる方が気楽で良いのです。
しばらくすると病棟へと案内されました。年配の女性が一緒でしたが、おそらくこの方が私の前の時間の手術の方なのでしょう。案内されたのは内科の病棟で、呼吸器や消化器の方も同じのよう。


病室に入ってすぐ、心電図モニタ取り付け。これを終日つけておいてください、とのこと。そのせいで明け方何度となく叩き起こされるとは思ってもみませんでしたが・・・程なくして昼食の時間に。麻婆豆腐がメイン。病院食はまずい、心臓病食なので減塩が基本、と聞いていましたが、味付けが上手にされていて、普通においしく食べられました。普段の会社の食堂で食べるのと大差ない感じ。


食後、心電図を取りに行くと、今日することはすでにないとのこと。明日の手術に備えてゆっくり休んでください、とのことでしたが、正直まだ何もしてないのでかなり元気な状態。前々から見たかったウクライナのゼレンスキー大統領が俳優時代に出演し、大統領へとつながった「国民の僕」を見ることにします。動画を見ていると主治医のT先生がやってきました。明日の手術の予定と、終わった後がICUではなく病室に戻る形に変更になっていることを伝えていかれ、明日頑張りましょう、と言って去っていかれました。
18時に夕食が配られます。鶏の煮付けでしたが、これも味付けが良く、美味しく食べることができました。
22時に消灯ですが、個室は自由にして良い、とのこと。とは言え普段の疲れや、明日に備える、ということを考え、22時半頃に消灯。あっという間に寝てしまいました。

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カテーテルアブレーション~プロローグ

カテーテルアブレーション~プロローグ

過去こちらで二度の体調不良について書きました。二度の原因はほぼオーバーワークと職場のストレスによるもの、という診断だったのですが、先日「二度あることは三度ある」で、再び体調不良に見舞われました。3年前に「入院とか救急車とか関係しなければ良いが」と書いていたのですが、まさにそのパターンに陥る寸前でした。

5月のある日。寝る前に不整脈の発作が起きたので、「あーまた不整脈だな」なんて思っていたのですが、なかなか寝付けないくらいの不整脈に。それでも症状は1時間くらいで収まったので、大丈夫だろうと思っていました。
さらに数日後。今度は朝から不整脈で、昼休みになっても収まりません。ついに午後は不整脈で意識が飛びそうになり、同僚に「救急車呼んだほうが良くない?」とまで声をかけられるくらいフラフラしていたようです。あまりにやばいので4時で早退し、いつも行っている循環器内科のNクリニックに行こうとしました。ところがその日は午後休診。さすがに状況的にこのまま放置はヤバそうなので、ネット検索で見つけた別の循環器内科のI先生にかかることにしました。

不整脈が止まらない状態だったので、心電図にも全て記録が残り、診てくれたI先生から、「紹介状書くので、今すぐ救急外来で市立病院に行ってください」と指示が。症状からすると、今すぐの応急処置はできるものの、そのまま放置するには危険な状態になっていること、おそらくカテーテル手術を受けるほうが良いでしょう、とのこと。
紹介状を書いてもらい、そのままタクシーで市立病院へと向かい、救急外来で処置を受けることになりました。処置をしてくれたM先生によると、発作性の心房細動と心房粗動が起きていること、放置すると血栓ができて脳梗塞や心筋梗塞、心不全に至る可能性があること、できればカテーテル手術を受ける方が良いことを説明され、救急では出せる薬が2日分しかないことから、翌々日に外来で受診することになりました。

外来で診察してくれたT先生が主治医になり、カテーテル手術を受ける方向で決定したものの、手術の予約が取れるのは2ヶ月先。7月下旬に手術日を決め、6月一月を使って各種検査を受けることに。この市立病院、予約時間通りに診察が進まないことと、検査は流れ作業なので早めに行くと少し早く終るということに気が付きました(^_^;)息子が生後すぐに散々受けた心エコーだの、人生初CTだの、これまで噂に聞いていた機械を、この年令で経験できたのは面白い経験だったと思っています。

6月中に検査を終え、6月末に主治医のT先生と、嫁さんも含めてIC(インフォームドコンセント)。息子のICの時は、山のような書類にサインさせられたものの、大人の心臓手術なので、サインは数枚。もっとも、息子は開胸手術、こちらはカテーテルでの手術で、手術の規模も難易度も格段に違うということがありそうです。

入院1週間前に病院でPCR検査を受け、いよいよ入院の日を迎えます。

新幹線

息子がある日、アニメ「シンカリオン」をアマゾンプライムで見るようになり、そのまま新幹線に興味を示すようになりました。と言って、鉄道マニア的視点は一切なし。ストーリーもいまいち理解できている感じではないのですが、その一方で、新しいキャラクターが出てくると教えてくれます。
その後、私に自分のプラレールを持ってきて、「この新幹線、なに?」と何度となく聞いてきます。しかも毎回500系。あまりに同じ車両を聞いてくるので、「阪急電鉄5000系」とか「50000系」とか言っていたら、「ふざけないで真面目に答えて!」と怒られてしまいました(^_^;)「500系」と言う回答を期待していたようです。

一方で「シンカリオン」は、JR東日本が最初に協賛したこともあって、基本的に出てくるのは東北新幹線で走るE5系、E6系と、北陸新幹線のE7系から始まり、その後E2系やE3系、N700系と500系などが登場。ドクターイエローや800系が出てきたあたりでプライムの無料放送が終わってしまい、結果的にレンタルDVDを借りる羽目になりました(-_-)

ドクターイエローが登場した後、息子の口から、「ドクターイエロー乗りたい!」と出てくるようになりました。うん、でも、ドクターイエローはお客さん乗れないから(^_^;)
実車のドクターイエローがとある週末に走る、と言う情報があったので、息子に「新幹線見に行くか?」と聞いたところ、「見たい」というので新大阪へ行ってみることにしました。いつもはあまりこの手のイベントに同行しないうちの嫁も、「ドクターイエロー見たことないから行く」と珍しく行くことに。

この日は「のぞみ検測」と言う臨時のぞみのダイヤでの運転で、博多から東京に向かうパターンでした。新大阪を午後出発して、東京へ向かうダイヤになっていました。新大阪で先に発車するのぞみやひかりなどの新幹線を眺めた後、ドクターイエローのやってくるホームへ。時刻通りに車庫から回送されてきました。

停車時間が10分ほどあったので、遠くで近くでじっくり見た息子。何度となく「乗れないの?」と聞いてくるので、「乗れない」を繰り返し、発車時刻になるまであっちへうろうろ、こっちへうろうろ。走り去ってしまうドクターイエローに手を振っていましたが、今度は「白い新幹線でいいから乗りたい」と駄々をこね始めました。そもそも息子は新幹線に乗ったのは新大阪~新神戸間の500系こだま(これが人生初新幹線)と、在来線が止まってしまい、止むに止まれず乗った新大阪~京都間のN700系のぞみだけ。と言って今から京都や新神戸を往復するのもアホらしいので、発車時刻まで長時間停車する列車の多い20番線へ。
N700系みずほがちょうど出発準備中で、こちらをじっくり眺め、新大阪駅でお菓子を購入し、帰宅と相成りました。

そしてしばらく経った週末。今度は私と息子が二人で出かけることになったのですが、その時に「飛行機見に行くか、新幹線見に行くか」と言うチョイスを出したところ、まさかの「新幹線」の回答。新大阪はちょっと微妙なので、今回は新神戸へ行ってみることにしました。
N700系しか来ないながら、息子は「はやぶさ来ないの?」とか言い出します。さすがにE5系やE6系が東北新幹線でしか走っていない、ということは感覚的に理解できていないようです。
この日もドクターイエローが走る、とのことで、到着を見届けて帰宅。このまま行くといつか東北新幹線に乗りに連れていかないといけなくなりそうです。

雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、3日目)

最終日は午後のフライトで帰るので、朝だけちょっと散策できることになります。青森市内にあるウィーン菓子のシュトラウスさんに行くことにします。ところが息子は雪で遊びたくて仕方がない様子。仕方がないので私が単独でシュトラウスさんに行ってケーキを買ってくることにします。


隣にさくら野百貨店があるので、食品コーナーを覗き、弘前産のリンゴを購入して嫁に連絡すると、ホテルの近くからほぼ動いていないことが判明。何をしていたか聞くと、息子がずっと雪遊びがしたくて、雪を触っては動かなくなり、雪で遊んでは動かなくなるを繰り返していたようです。

もう一つ、今日行っておきたかったのが横山商店さん。年配の女性がやっている昔ながらの惣菜店と言った感じで、焼きおにぎりとおでんが有名になっています。今回はホテルの朝食直後と言うことで、持ち帰りでの購入。焼きおにぎりとおでんは後ほど食べてみましたが、冷める前に食べれば良かった、と思えるほどの美味しさでした。

さて、短かった青森滞在もこれで終了。飛行機への接続バスの時間が悪いので、青森駅を11時前のバスに乗らないといけません。荷物をまとめて空港へと向かいます。

青森からの帰路はJL2154便、これで帰ると夕方までには自宅に到着できます。搭乗が始まって機内に入ると、なんと往路でご一緒した乗務員の皆さんが乗っていました。なかなか珍しいのですが、逆に乗務員の方も、こういうパターンで遭遇するのは珍しいそう。

青森空港を出発し、往路と同じく日本海側を西に進み、日本アルプス上空を南下するコース。往路以上に天気は良く、山々がきれいに見える絶景フライトでした。

伊丹空港到着後、車で帰宅。その後息子に何度となく「お父さん、青森行きたい」と言われたので、よほど青森は楽しかったようです。冬の雪国の旅もなかなか楽しくて良かったです。

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雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、2日目)

雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、2日目)

起床すると快晴。天気予報を確認すると、八甲田山方面の天気は午前中持ちそう。それだったら八甲田山に行こう、ということになり、酸ヶ湯温泉行きのバス、「みずうみ号」に乗って出かけることにします。

みずうみ号に乗る人は結構多いようで、席はあらかた埋まっていました。青森市内を抜け、前日雪遊びをしたモヤヒルズを過ぎ、山へと入って行きます。JRの観光バスルートとしても機能しているようで、八甲田山雪中行軍の話など、いろいろなアナウンスを聞きつつ八甲田ロープウェーの山麓駅でバスを降ります。一緒に乗ってきた人の半数以上が下車するようでした。山麓駅は晴れていて、ほぼ天気予報通り。午後は雪予報だったのでこれで良さそう。

ロープウェーに乗ろうと駅に行ってみるとびっくり。なんとロープウェーは長蛇の列。一体いつ乗れるのか、と思うくらいの人が並んでいました。往復の乗車券を購入して列に並びます。大半の人がスキーやスノーボードを持っていて、どうも八甲田国際スキー場のコースにもなっているようです。

30分ほど並んでようやくロープウェーに乗ることができましたが、外の景色を楽しむこともできないくらいの混雑ぶり。山頂まで数分で到着です。山麓と比較すると気温もぐっと低く、全体的にガスが出ている感じ。とりあえず外に出られる格好で、スノーモンスターと呼ばれる樹氷を見に行くことにします。

ロープウェーの駅から出たところがすでにスキー場で、スキーやスノーボードの方はそこから滑って降りていかれています。私たちは展望台からなんとか見えている青森市街などを眺め、30分ほどの滞在で再びロープウェーへ。帰りは私達と同じ観光客と思しき数組を乗せて下山。ゆっくりと景色を楽しむ余裕がありました。

午前中のみずうみ号で青森駅に戻ってこれたので、昼食が青森市内になります。ホテルに帰ったついでに、ホテルのビルに入っているラーメン店で昼食。こちらは煮干しを使った醤油ラーメンで、ラーメンの街青森らしく、種類も多彩です。

冬の青森なのでねぶた祭りは楽しめない、と言う訳ではなく、青森駅に隣接するねぶた祭りの博物館、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ。ねぶた祭りの歴史から始まり、PCを使った面の作成コーナーなどもあります。息子はそこでシュールな面を描いていました。
そして圧巻だったのは大型のねぶたが複数見られるように展示してあること。映像と共に熱気が伝わってくるようで、実際に見に来てみたいな、と思わせるものがありました。

まだ少し時間があるので、このまま弘前へと足を伸ばしてみます。青森駅から弘前行きの普通列車に乗ります。かつては青函連絡船への乗り換えで栄えた駅も、今や特急列車は秋田方面からの「つがる」だけ。これから乗る普通列車は、五能線で使われているGV-E400系の2両編成でした。
電気式のディーゼルカーと聞いていたので、エンジン音よりモーター音かと思ったら、完全にディーゼルカーで、激しいエンジン音を轟かせ、弘前へと向かうことになりました。途中で雪がちらつき始め、弘前に着いたときには完全に雪になっていました。

弘前城の堀のところで、桜の木にピンクの照明を当てる「冬に咲くさくらライトアップ」をしているとのことで行ってみます。残念ながらあまり枝に雪が着雪しておらず、雰囲気としてはちょっと拍子抜け。
弘前駅に戻ろうと思いましたが、あまりに雪が降ってきたので、さすがに歩くのは無理。タクシー会社に電話すると、2社目で無事に繋がり、1台配車してもらいます。駅前のイトーヨーカドーまで行き、そこでちょっと買い物を済ませ、青森へと戻ることにします。

青森に戻って、宿に戻る途中の居酒屋で夕食。うちの近くの居酒屋で飲むのと同じ金額でこのクオリティ、大満足でした。

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雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、1日目)

雪を求めて青森へ(青森・22.1.22-24、1日目)

松山へのどこかにマイルの旅から帰ってきて数日後。SNSを見ていると、「JALが青森行き2000円台から」という内容の記事が流れて来ました。どうも北東北と北海道の縄文遺跡群が世界遺産に登録されたことを記念して、特別運賃の設定に至ったようです。さすがに2000円台は札幌丘珠~三沢などの限られた路線のみでしたが、大阪伊丹~青森が往復1万円を切る運賃設定になっていました。以前から「雪遊びに行きたい」と言っていた息子、近くの人工雪のところに連れて行くより、確実に天然の雪が多い青森は良い選択肢になりそうだったので、2ヶ月先の1月にターゲットを絞り、伊丹~青森の往復を決済。3人で27000円ほど、うち15000円分は溜まったマイルをeJALポイントに引き換えて支払ったので、持出しになったのは12000円ほどでした。

12月くらいから、今シーズンは寒い冬になるらしい、との予報が流れ、青森の雪がかなり積もっていることも報じられました。一方で新型コロナウイルスはオミクロン株の感染拡大が懸念されるようになり、実際に行く頃になると、すでに一部の都道府県にまん延等防止措置が発令されるレベルになってしまいました。
一方で、航空会社の減便もなく、また航空券の払い戻しも電話して聞いてみると「全額手数料を頂きます」とのこと。計算してみるとマイルを引き換えたeJALポイント分がなくなりそうでしたが、一方で以前から感染対策さえきちんとすれば何とかなるのも事実です。今回は、そういった事情も踏まえて、決行することにしました。

往路は7時55分発のフライト。車で空港に行き、嫁と息子は先に下ろして、私自身は近くの時間貸し駐車場へと車を置きに行きます。サクララウンジで出発まで過ごし、22番ゲートから青森行きJL2151便に搭乗します。我が家の家族旅行、最近はずっとエンブラエル170の飛ぶ行き先(花巻、松山)が続いたので、190に乗るのは久しぶりです。

北東北に向かうフライトなので、京都から名古屋あたりまで飛んだところで北上。日本アルプスの上空を抜けて日本海側へと抜けるルートを取ります。数年前に秋田に通っていた頃によく飛んだルートです。晴天だったので非常に綺麗に日本アルプスを望むことができました。

青森が近づき降下が始まります。一度青森市街を抜けて津軽海峡まで出て、最終進入するようですが、青森市街や津軽海峡は晴れていたのに、青森空港周辺は雪。息子は一面の雪が積もった景色を見て早くもテンションが上っているのが分かります。

青森空港に到着し、荷物を引き取って外に出ると、外は雪がしんしんと降っています。息子は早速雪遊びがしたいらしく、道路に飛び出しそうになってしまい、いきなり雷を落とされることになります。
今回は車を借りていないので、ここからは公共交通機関を使います。JRバス東北の空港連絡バスで青森駅へと向かいます。乗っている時間は30分ほどで、青森駅の1つ手前の新町バス停でバスを降り、宿へと歩いていきます。息子は途中で雪かきされて積み上げられている雪を触りまくり、遊びまくるので、全く前に進みません。ついに嫁に叱られて、雪遊びをその場では諦めてくれました。

宿はチェックイン時間になっていないので、荷物だけ預かってもらい、そのままでかけます。まずは昼食を食べに行くことになりますが、青森は知る人ぞ知るラーメン王国。ホテルの近くで牛乳カレーラーメンを食べることにします。青森のB級グルメとしても有名なこのラーメンですが、食べてみると非常に美味しいのです。牛乳とカレー、意外に合う。

その後、青森駅からバスに乗って、モヤヒルズへと向かいます。JRバス東北に乗ったら、バスはE5系と同じ色の車両でした。当時は新幹線に全く興味のなかった息子ですが、今見たら発狂するくらい喜んだ可能性があります。
ここは八甲田山麓に作られた小さなスキー場ですが、雪遊びしたくて仕方がなかった息子をまず遊ばせる場所としてここをセレクト。30分ほどでスキー場前のバス停に到着です。


着替えてソリを借り、ソリ専用ゲレンデへ。大人はスキーをしたくなりますが、さすがに息子にはまだ無理なので、一緒にそり遊びです。よほど楽しかったのか何回も何回も滑り降りて来たので、これだけでも十分価値がありました。

途中で休憩したりして夕方まで過ごし、帰りは青森市営バスで青森駅方面へ。降りる時にバス代を払おうとすると、「バスカードを使ってもらうと100円安くなりますから」と運転士さん。1000円のカードに100円のおまけがついているそう。まさに顧客目線、素晴らしい対応でした。

この日は夜、寿司を食べに行く予定にしていたので、予約してあった三九寿司へ。お刺身、巻きずし、握りなどを注文し、日本酒でちびちび。そして結構食べているのにかなり安いという、コストパフォーマンスの高い夕食になったのでした。

京都鉄道博物館でナイトミュージアム(21.12.11)

京都鉄道博物館のナイトミュージアムは、博物館主催だったり、個人の方が主催だったりして、時折開催されていました。基本的には17時以降も開館し、夜の博物館の雰囲気を楽しんでもらう、と言う意向です。
先日、キヤノンマーケティングジャパンさんが主催するナイトミュージアムに参加する権利が当選し、午後から京都散策も兼ねて、家族で出かけることにしました。

午前中はスイミングに行った息子、昼ご飯を食べて、車で京都へ。まずは帷子ノ辻まで行き、そこで車を止めました。お目当ては、息子が普段親しんでいる「しましまとらのしまじろう」が描かれた電車です。ところが帷子ノ辻の駅員さんに聞くと、「今日は運転していない」とのこと。土日は優先して走らせるかと思っていたのですが、特別扱いせずに運転しているようです。
走ってないなら仕方がない、と息子に「しまじろう電車走ってないけど、電車乗りたい?」と聞くと、「乗りたい」と言うので、北野白梅町まで往復することにします。普段はあまり電車には興味なさそうですが、こういうときは楽しいようです。

北野白梅町で降りて、北野天満宮だけ参拝しよう、ということになり、歩いていく途中、粟餅所澤屋さんに寄ってみます。いつも混んでいてなかなか食べられないのですが、タイミングよく入店できたので、粟餅を食べて行くことにします。

澤屋
https://retty.me/area/PRE26/ARE660/SUB11001/100000059544/


そのまま北野天満宮に参拝。境内はまだ紅葉も少しだけ楽しめる状態。尤も、紅葉時期のみオープンのもみじ苑は閉まっており、本殿だけ参拝するだけになりました。一方で、撫牛はすべて抗菌加工がなされ、周辺にアルコール消毒液が置いてある徹底ぶり。コロナ禍ならではの光景になっています。
帰り際、今年受験生の甥っ子のために、祈祷済みの梅干しを購入。これを食べて受験を乗り切ってくれれば良いのですが・・・

北野天満宮を出たところにポルトガル菓子の「カステラ・ド・パウロ」さんがあることは以前から知っていたのですが、今回少し時間があることと、以前より並んでいないので、寄ってみることにします。私の中のポルトガル菓子=マカオのエッグタルトですが、一方でカステラや様々な焼菓子、プリンなどもあっておいしそう。エッグタルトは残念ながら売り切れだったのですが、他にいくつかのお菓子を購入し、再び嵐電に乗って帷子ノ辻へと戻ります。


カステラ・ド・パウロ
https://castelladopaulo.com/


帷子ノ辻からは車を走らせ、鉄道博物館脇のパーキングに車を止めます。すでに17時00分の受付開始時刻は過ぎていますが、17時までの来館者がまだ出ていないのでしょう、列ができています。我が家はのんびりと準備して博物館へと向かうと、すでに列の大半は館内に吸い込まれたようで、すんなりと入場できました。

今回はキヤノンマーケティングさん主催、ということで、我が家のカメラとは別に、カメラを貸してもらえるようです。フルサイズのミラーレスもラインアップされているのですが、嫁が使える機種ということで、EOS RPを借りてみます。私自身はR5と5D Mark IVを持ってきたので、ほぼ無敵です。

入館してしばらくはあちこち見ていたのですが、蒸気機関車の汽笛が嫌いな息子、蒸気機関車ゾーンにだけは行きたくないようで、ここで別行動することにしました。ちょうど扇形機関庫の周りで転車台の回転イベントが始まったようですので、私はそちらへと向かいます。

今日は8620型8630号機が転車台に乗っていました。九州で1両動態保存されていますが、こちらはすでに車籍がなくなっているそうです。ただ、京都鉄道博物館で動態保存されているので、ここで動く姿を見ることができます。1914年製造の御年107歳の蒸気機関車とは思えない迫力があります。

息子と嫁はトレインシミュレーターができる、ということでやってみたようですが、4歳の息子には難しすぎたようで、嫁もマスコンとブレーキのハンドル操作が全くわからずお手上げだったようです。

その後は息子と模型を実車に近い感覚で走らせることができるコーナーへ。ここで私が後ろで息子と一緒にマスコンとブレーキを操作して電車を走らせてみます。息子からすると、後ろから父親に操作されるのは面白くないようですが、勝手にやるとエラーが出て機械に怒られるのも嫌なので、仕方がなく私の言いなりになるしかない、と思っていたようです。

キヤノンの製品体験コーナーがあったので、新しく発売になったEOS R3を体験したりします。EOS R3はほぼプロ用ということもあってバッテリーグリップ一体型で、普段バッテリーグリップを使わない私には重すぎるものの、視線入力AFなど、新しい機能はいろいろついているようでした。
そして、RFレンズの手ブレ補正の問題点について聞いてみると、「仕様」で「ファームウェアを更新すると若干は改善」とのこと。流し撮りをしようと思ったら、当面はEFレンズを使うしかない、ということになるようでした。

そうこうするうちに2時間が過ぎ、閉館時間を迎えます。帰り際にキヤノンの方からパンフレットをもらってエントランス側から退館。
その後、梅小路公園の向かいの拳ラーメンさんで夕食。京鴨とのどぐろ煮干しそばを頂きましたが、絶品でした。ミシュラン京都に掲載されているとのことで、納得のお味でした。

拳ラーメン
https://retty.me/area/PRE26/ARE658/SUB11101/100000021841/

帰りも名神高速を通って1時間ほど。久しぶりに家族で京都を楽しむ半日トリップになりました。

オールドレンズで遊んでみる(3回目)

以前からオールドレンズで遊んでみる、と称して、ソ連や東ドイツで作られた昔のレンズでの撮影をご紹介してきました。昨年購入したレンズのうち、おそらく一番稼働率が高いのがヘリオス44-2で、こちらは2回目で桜の撮影に使った事例を紹介しました。
そして、もう1本。星型のボケが出るインダスター61を試す機会を窺っていたのですが、昨年末はコロナ禍でイルミネーションがことごとく中止になり、今年はちょこちょこ点灯している、とのことで、先日行った京都鉄道博物館の帰りに、梅小路公園で試してみました。

絞りは5.6-8くらいの間にセットすると、形が星形になります。これで撮影すると、背景の照明のボケが丸ではなく星形になる、と言うものです。

実はこれ、相当条件が良くないと、ボケの星が見えないことが分かりました。上の写真を拡大してみると、照明が星型になっているのがわかりますが、はっきりとアピールしようとすると、背景の照明が比較的大きく入る環境でないと、なかなか難しいかもしれません。

またイルミネーションとかの環境下で持ち出して使ってみようと思いますが、ヘリオスと比べると使用頻度は低いのは間違いなさそうです。

↓ ↓ ↓ 過去のシリーズ投稿はこちら ↓ ↓ ↓

どこかにマイルで旅に出る(愛媛・21.10.30-31、2日目)

ホテルで朝食を済ませた後、2日目は息子のアトラクションとして、愛媛県立とべ動物園へと向かいます。この動物園、我が家の近隣の動物園などでよく名前を見ることが多かったのですが、四国では最大規模、そして普段はなかなか見られない動物がみられたり、給餌ができたりするので、動物大好きな息子にはたまらないだろうな、と思ったことがあります。

とべ動物園は日曜日ということで結構混雑しており、動物園から結構遠い駐車場に車を入れることになります。ただ、駐車場から動物園までは無料のシャトルバスが出ており、乗客が適当に集まると発車する、というシステムになっているようです。私達が乗ったのはライオンの形のバス。歩けない距離ではないので、バスに乗っているのはほんの数分です。

まずはアシカに給餌できる、ということで300円を払って魚を買い、アシカの檻に入れるとアシカがそれを食べる、というシステムになっています。と言って無制限ではなく、1日何度か係の方が入れてくれるタイミングが合わないと、給餌はできない、という訳です。
たまたまタイミングよく係の方がやってきて、300円を払うと、ザルの上にアジが数匹。息子は大喜びでアシカに餌をやっていました。

その後、我が家の近くの動物園にはいないアフリカゾウを見ながら動物園の一番奥へ。ちょうどオランウータンのイベントがある、ということで見ていると、なぜかスーパーのカゴをかぶったオランウータンがやってきました。これを見た息子はテンションが上って大喜び。その後自宅で洗濯カゴをかぶって真似をするほどでした。

とべ動物園の後はえひめこどもの城へ。ここで嫁がボートに乗りたい、ということで、ボート乗り場に行きます。新型コロナ沈静化で、訪問者が大幅に増えたようです。ボートはすべて出払っており、列に並んで空くのを待ちます。30分500円とのことで、料金を払うと、スワン型のボートに案内されました。
2019年の「どこかにマイル」で奄美に行った時には、カヌーで大泣きしていた息子、今回は大喜びで、船の上でゴソゴソして、私に「おとなしくしないと池に落ちるよ!」と叱られるまでに成長していました。

船を降りた後は、売店でレインボーのかき氷を購入。これを食べ終わった頃には午後3時半。そろそろ空港に向かって動き出さないといけません。松山市内を走っていると、嫁が「近くのパン屋に寄れたら寄ってほしい」とリクエスト。次の交差点を左に曲がればあるようなので、そこでパンを購入。

空港に戻る途中、空自の基地のアラートハンガーのようなものを見つけたので、ちょっとよってみることにします。近くに行ってみると、掩体壕と呼ばれる、戦時中に敵の目から飛行機を隠すための、まさにハンガーとして使用された建造物だったようです。戦後取り壊されたものが多い中、松山空港近くには3つの掩体壕が残っている、と説明にかかれていました。

その後、レンタカーのガソリンを満タンにし、レンタカー屋の近くのスーパーで刺身用の魚と、おでんに使う練り物セットを購入。レンタカーを返して松山空港へと向かいます。

松山空港で晩ごはんを、と思っていたのですが、空港の中のレストランはどこも満員。さらに時間もありません。仕方がないので、空港の中のコンビニで軽食を買い、夕食をそれで済ませることになってしまいました。

松山から大阪へは夕方のJL2310便に搭乗。復路も同じく40分ほどの短いフライトで、あっという間に伊丹空港の最終進入へ。1泊2日の短い旅行でしたが、結構充実の旅になりました。

↓ ↓ ↓ 1日目の記事はこちら ↓ ↓ ↓

1日目はこちら

どこかにマイルで旅に出る(愛媛・21.10.30-31、1日目)

前回の「どこかにマイルで旅に」出たのは昨年2020年2月でした。この時はコロナ禍にはまだなっておらず、その1ヶ月後くらいから感染者が次々出てきて、旅行に行く雰囲気ではどんどんなくなって行ってしまいました。
もっとも、私自身は仕事やら撮影やらで上京する機会はその後もありましたので、飛行機自体には乗っていたのですが、息子に関しては実に1年半ぶりの飛行機、と言うことになりました。
今回は仙台、新潟、福岡、松山の4都市からのチョイスになりました。個人的には新潟がいいなぁ、と思っていたのですが、通知が来ると「松山に決まりました!」と出てきました。松山は調べてみると2007年から行っていないので、実に14年ぶりに行くことになります。フライトスケジュールは朝7時10分発で帰りが18時55分発、ほぼ丸2日松山を満喫できるスケジュールなので、いろいろと日程と行先を吟味し、当日を迎えます。

息子はさっさと一人でタラップを上っていきます

伊丹空港までは今回は車で向かい、JL2301便で松山へと向かいます。久しぶりのタラップ搭乗でしたが、息子は親を置いてさっさとタラップを駆け上がって行きました(^_^;)
40分ほどの空の旅で、ドリンクサービスなどは全くなし。キャンディと息子のおもちゃはもらえました。正直、車で4時間で着く距離を飛行機に乗っている訳ですから、飛行機の速さを実感できたとも言えます。

松山に到着し、レンタカーのピックアップを済ませます。今回は日産マーチが旅のお供になりました。まずは伊予市方向に車を走らせます。最初の目的地としたのは、予讃線の下灘駅です。本来であれば、松山から列車に乗ってのんびり行きたいところなのですが、息子に2時間列車に揺られるのはさすがに無理。今回は車に乗って、空港から駅に向かいます。
この駅は駅舎からホーム側を撮ると、下を通る国道が見えないので、海岸線に駅があるような写真が撮影できることでも有名です。日没の時間帯が有名ですが、私自身は日没よりも瀬戸内海の島々が写る日中の方が良いのでは、と思っています。晩秋が近づいている時期だけに、駅の観光客もまばらで、結構バイクでツーリング途上に寄っている人が多いようでした。

滞在中、上りの松山行き普通列車が到着しましたが、この駅で降りる人はなく、乗っていったのもマニアと思しき男性が一人だけ。私たちも含め、観光客は車で来るようですが、日中だけでもJR四国は人を配置して入場券分の金額を回収する方がいいのでは、と余計なことながら思ってしまいました。

下灘駅からは近くのしもなだ運動公園へ行き、そこにある夕焼けぴちぴち市へ。まだお昼ご飯の時間にならないので、揚げたてのじゃこ天を食べることにしましたが、これが実においしいのです。普段、関西で生活していると、愛媛の会社が作るじゃこ天を購入することができますが、薄手なのに加えて、冷蔵で運ばれてくるので、食感も良くありません。そういう意味でも、わざわざここまで来る価値があった、と思える物がありました。

ここからはさらに車を西に走らせ、旧長浜町エリアへと向かいます。長浜大橋に向かおうと車を走らせると、嫁がスーパーに寄って欲しい、とのことで、ちょうど商店街の隅にあったスーパーに寄ることにします。

「ンョ゛ハー ゛」(^_^;)


スーパーの正面を見て、「なんかこのスーパー、見覚えがあるな」と思いました。嫁も「このスーパー見覚えがある」と言います。もちろん、二人ともここには来たことがありません。その直後、「あ、これツイッターで流れてきた奴だ!」と気がつきました。
ショッパーズ長浜店は、数年前に看板を掛け替えているのですが、それまで看板が「ンョ゛ハー ゛」となって店の名前がきちんと表示されていないと言うことが話題になり、全国的にも有名になったのでした。


お茶とまんじゅうを購入して、長浜大橋へ。日本最古の跳ね上げ式の可動橋だそうですが、橋の半分が工事中、しかも昨年秋から可動部分は故障中、とのことでした。橋の近くで船を陸に揚げるためのレールがありましたが、まるで廃線が海に没しているようにも見える光景が印象的でした。

嫁は鯛めしを賞味

車を少し南に走らせると、大洲市の市街に入ります。ここでランチタイム。にし川と言うレストランに入り、ここで息子はお子様ランチ、嫁は鯛めし、私は牛タン定食を食べることにします。鯛の鮮度も抜群、牛タンは想像していたよりもずっと美味しかったのは想定外でした。

ここで嫁と息子は別行動。伊予大洲駅から特急「宇和海」で運転されているアンパンマン列車に乗ってもらいます。車をここにおいていく訳にいかないので、私はここから松山駅まで、高速道路経由で向かうことになります。
列車の発車まで見送り、再びレンタカーに乗車。あとはひたすら松山を目指しますが、JRの特急が30分ほどで走り抜ける距離を、車で走ると1時間ほどかかります。地方に行くと車よりJR在来線の特急が遅い、なんてことはよくありますが、JR四国の振り子式ディーゼルカーは、かなり速かったようで、息子がびびっていたようです。

松山駅で合流し、私は元来た道を戻りつつ今度は株式会社母恵夢さんがやっている母恵夢スイーツパークへ。松山を出て東温市にある施設ですが、母恵夢さんの工場見学と、出来立てのお菓子が食べられること、足湯のサービスがあるとのこと。

お菓子大好きな息子はここでテンションが上がりまくり、ソフトクリームにお菓子にポンジュースに、いろいろなものを食べさせてもらって大満足の様子。大人はお土産になりそうなものを購入して、1時間ほどの滞在になりました。

母恵夢スイーツパーク
https://www.poeme.co.jp/sweetspark/

母恵夢スイーツパークから宿まではすぐ。今回は東温市の「見奈良天然温泉 利楽」さんにお世話になることにします。チェックインを済ませて近くの産直でミカンや野菜などを購入し、温泉宿ということで、一度温泉に入りに行きます。スーパー銭湯に併設された温泉ホテル、といった風情で、お風呂の設備は充実。息子はあまりにキラキラしたお風呂(=スーパー銭湯)で、終始テンション高めでした。

見奈良天然温泉 利楽
https://www.spa-riraku.com/

1泊2食付きプランの夕食を食べに行きます。今回は愛媛の素材を使ったフレンチのコース、息子は再びお子様ランチを食べることになります。真鯛の包み焼きとお肉が絶品でした。